魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその22

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○終幕
なんとか今日中にUP!(ギリギリ)
この記事で最後まで行きますよっ!




▽ミデアの門
メタリカとの会話
・肯定アサーション5連発
選択肢なんて無かった。
でもBGMも相まって、ここはやっぱり熱いですねえ。
ただ、冷静に見ると、メタリカの全魔力を使った封印がニケには解けなかったのに百騎兵はこじ開けてるわけで、封印対象とされていたことでニケが弱っていたとしても、閉じ込めきってたメタリカ+封印を敗れた百騎兵って時点ですでにニケを上回ってる気がしないでもないです。




□ニケ戦
・「あなたたちのことを一番知っているのは私ですもの。」
沼から産まれたという同じ存在でありながら、沼を消す宿命を背負い、沼から離れられなかったメタリカ
沼から産まれたという同じ存在でありながら、ニケを復活させる使命を自らに課し、沼を転々としたマーニィ。
でもその宿命に従わず、百騎兵を見出し、自身そしてニケを解放していったメタリカ
その使命に従うも、百騎兵は見いだせず、ニケを解放できなかったマーニィ。
きっと様々な想いを抱いてるんだろうなと思います。切ない。



・「アグニは巫女であり、魔女なの。」
・「昔、この国では、いまで言う魔女のことを巫女って呼んでいたのよ。」
狭間に片足突っ込んでる魔女だからこそ、ニケの巫女足りえるんでしょう。
最初の巫女はネザリアやリューベンスのように、星読みに近いことができて有難がられたのかも知れませんね。



・「百騎兵ちゃんはね、ニケの一部なの。」
・「私にも、何がどうなのか、一部とは何なのかはわからない…でも、百騎兵はニケ、ニケは百騎兵なのよ。」
これってもう前提で話してきてますが、断言されたのはここが初めてかな?
ただ、この、プレイヤーに色々説明するはずのNPCが説明放棄する、って多くないですか?
『ここまで読んできたならちゃんとわかるはずだ』ってことなら、こちらの読解力不足なんでしょうけど、どうも『細かい辻褄合わせはさせねーよ。適当だもん。』に見えるというか何というか…。
物語もキャラも背後設定も好きだから、そうじゃないと信じたいところなんですが。



・「私と一体になって、新たな力の解放を!」
どんな力が解放されたのかは不明。



・「私達は、復讐しなくちゃいけないの。ニケの、アグニの恨みをはらさなきゃ…。」
・「世界を焼き尽くしてもあきたりないッ!!!」
望みや願いではなく、もう義務と化しています。
メタリカ達との時間を楽しく思ったりもしたんでしょうね。
でも恨みを忘れるわけには行かなかった。
マーニィがメタリカ邸に居つかなかったのは、恨みが鈍化してしまうのを自分でわかっちゃったからだったりするのもあるのかなぁ。



・「さあ、リカちゃん、百騎兵ちゃん。前進全霊を賭けて行くわよ!これで、終わりにしましょう!」
(復讐を)終わりにしてくれ、に聞こえます。
前進に関しては、マーニィのこれまでの発言からも誤字ではないんじゃないかな。
そしてここでは、復讐に囚われて進めないでいる自分達を前進させたいさせてくれ、という願いも込めて。
なんだか言葉の裏が見えて、マーニィの叫びを聞いてると泣きそうになります。



・「…いいだろう。終わりにしてやる…。ワタシ達がお前達を倒してなっ!!!」
きっとメタリカも同じように聞こえてる。



・そして再戦台詞を書き出すために、わざと負けるボク
水を差すとはこのこと。



・ニケとの再戦台詞

「何度でも来たらいいわ!不死身同士の戦い、こうなることは始めからわかっていたのよ!精神がへし折れ、挫け、砕け、裂け、壊れ、消滅するまでの勝負よっ!!」
「キヒヒ、元よりそのつもりだ!!何度だって、何度だってやってやる!百騎兵、いくぞっ!!!」

これのせいで、一度の敗北でそのまま消えるニケが「メンタル弱い」とか言われてますね(笑)。
それはともかく、戦闘前の「ビスコがかえってくる世界はこわさせんっ!!!」も含めて、メタリカの精神的な強さ、<絶対諦めない>が完全に戻ってるところに注目かもしれません。



・マーニィ

「…ゥゥゥ…。…ニ、ニケ…。ニ…ケ…。…死、シンダノ…。ニケ…。シンダ…ノ…?」
「ァァァァァ…!!」
「…恨ンデヤル!」
「妬ンデヤル…!」
「…嫉ンデヤル!!」
「憎ンデヤル…!!」
「呪ッテヤル!!」
「殺シテヤル!!」

再戦台詞もこれ。
一行目はかなり泣き声。
1000年前ニケが死んだと思った時もこんな感じだったんじゃないかと思います。
そして今回のホラー顔はたぶん、外道化。
前回は後追いで沼で溶けて死んだけれど、今回は沼の精なので直接沼からマナを引き出せる。
前回と今回両方での心と体の苦痛がこの姿にさせたのかなぁと思います。
考察にはなってないけど、ここは心情理解でいいよね?




□アグニ戦
・一回目のアグニ移動で、エリアが<封印されし楔>に。
んー、メタリカが閉じてた門こそ、外道三魔女が閉じた門だと思う(<ミデアの門>というエリア名)ので、これがどこなのか…というか、ニケが居たのも厳密に言うとどこになるのかっていうソースが無いような。
<ミデアの門>というのが、扉を指すのではなくて、出入口が扉ひとつしかない牢屋みたいなもので、他世界への出入口は別かな?
そしてそれを閉じてるのが<楔(という名のエリア)>で、外道三魔女はこのエリアで出入口に蓋してる感じでしょうか?



・影の魔女ナスカ/フラン/カカリマ/ラヴュ/ゾローク/ハーケン/スピナ/ナジャ/ミラ
アグニが召喚してくる敵?というか足先に出てくる敵で、確認できたのは以上9人。
13人居そうで怖い。攻略本とかになら全員載ってるのかな?
魔女の形の型紙って感じでした。ペラペラ。
詳細は全く不明。
歴代巫女だったり、これまでニケがアグニと同じように愛してきた他世界のアグニだったりかなぁと妄想なら出来ますが。





▽エンディング
□テキストイベント
・アグニ
以下全文掲載。()内はボクの注釈。

イデカの男性「すげえ、この村から巫女が選ばれたんだ!」
イデカの女性「がんばってね、アグニさん!」
古の時代の魔女「巫女とは名ばかり!この者は悪しき魔女。必ずや王国に災いを呼ぶでしょう。」
古の時代の魔女「村ごと焼き払ってしまいなさい。」
王国の兵士「こいつを使ってニケを呼び寄せるのか。」
王国の兵士「ああ、いい釣り餌だぜ。」
古の時代の魔女「来ました!ニケです!」
古の時代の魔女「首を刎ね飛ばしてしまいなさい!」
国王「どういうことだ、魔女ウルカよ!これでは大地に人が住めん!土地は命ぞ!」
国王「お前達魔女には、責任を取ってもらうぞ!!沼を封じ、ニケを封じてもらおう!死ぬまでな!」
マーニィ「あらら、沼の妖精?ニケに仕えた巫女の生まれ変わりとしてはこれ以上ないポジションね。死んでも一緒にいられるなんて、ニケの思し召しかしら?ふふふ。…ずっと一緒なんて、最高じゃない!!」
(少しの間。おそらくいくばくかの時間経過を表現)
マーニィ「いつまでも、ここに留まってはいけないわね。先へ行きましょう、二人で。前進あるのみかしらね。ニケ…。」

・「これは、なんだ?ニケの…いや、マナの記憶?」
はー…マーニィ大好き(しつこい)。
チュートリアルマップもマナの記憶が形どったものと言えるのかもしれません。
あそこで未来のメタリカの台詞が聞こえたりしたのは…やっぱりトルーデがメタリカと同じ人生を先行して(やっぱりしつこい)。



・「…これだけのマナがあれば可能かもしれない。」
・「…ババアからもらったこれで…。」
・「ビスコを…。」
メモ。



・沼のように大量のマナの中にいるビスコの霊体(?)
マナの中には、記憶だけでなく人格すらあってしかもそれを維持しているという。
…なんでもありすぎませんか?(汗)



・生き返りたくないビスコ
2chスレで、生き返りたくない理由に失恋だのを挙げてる人がいた気がします(ちゃんと読んでないんですごめんなさい)が、個人的にはそんな理由持ちださなくても、以下にある台詞で充分だと思っています。



・「私のためにお前が走り回って傷ついてる姿なんか、見たくないんだ…見ていられないんだ。」
・「“あるべきものは、あるべき姿に還す”。私の先生…いや、母上が言っていた魔女の言葉だ。」
・「だから、私はこのままでいいんだ。」
・「メタリカ、お前は生きているんだ。元の世界に戻って、穏やかに過ごしてくれ。それが、私の願いだ。」
・「お前には、本当に感謝している。ありがとう、メタリカ。」
・「伝えられてよかった。私の悪しき魔女…。さよなら。」
過去に囚われてそれに対して東奔西走するより今を生きて欲しい、って感じでしょうか。
なんて友達思い。
ニケもマーニィに対してそう思ってたからこそ、一度の敗北で消えて見せたのかもしれません。


ビスコの先生=ビスコの母親、はここがソースですね。



・でも生き返らせるメタリカ
なんという自由悪逆。
百騎兵がメタリカの意志に反して、己の自由意志でミデア門をこじ開けたのと同じですね。
メタリカ自身、そうされて嬉しかったりもしたのでしょう。



・「百騎兵…いや、クロ…。今度こそ、お別れだ。」
・「ほの暗き深緑にたゆたいし、すべてのマナよ。すべてのアニマ、すべての沼よ。沼の魔女、メタリカの名において命じる!この者に再び命の灯火をともし、在りし日の魂を呼び戻せ!!我が魂の灯火と引き換えに!!」
これでマナを使い切り、どうせそれで消えるメタリカの命も使いきってやっとビスコが復活。
アニマは…よくわかりません。アニマ=魂を抽象化したもの、なので「すべての魂よ」的な使い方で、魂の再構築の材料としたってことなのかな?


あと、上でメモした<ババアから貰ったこれ>。
…使ってないよね?
それともアニマが魂の再構築に使われたように、死んだ肉体の再構築に使われたのかなぁ。
でもそれだとメタリカの分が。




メタリカの思い出

ドルチェ「むふふ、それはいわゆる思い人というやつかの?なんじゃ、つまらんのぅ。もう少し楽しませてくれてもよかろうに。」
サビーナ「わたしは、ただ…、ただ、さびしかっただけで…!」
ルッキーニィ「無駄、ですか…。ブリダンゴが王子に恋だなんて、確かに変だと思いますけど。でも、ちゃんとやればできることだってあるかもしれないじゃないですか。」
ビスコ「お前の本性が…真に悪しき魔女だとわかったとき…。そのときは、私がこの命に代えてもお前を処刑する!」
アルレッキーノ「ご挨拶が遅れました。ワタクシは、アルレッキーノ。沼の魔女リカ様の執事にしてお目付け役の誠実かつ忠実なシモベでございます。」
リカ「ジャジャーン!どうだ!いい人形だろ!絶対それを持っていろよ。オマエの居場所がわかるからな。これでもう逃げられないぞ。キシシシシ!バカ!食べ物じゃないぞ!なんだ!出し入れできるのか!面白いな!キシシ!」
マーリカ「これ、何の種だよ?森の魔女らしく、毒の沼に木でも生やそうってのか?」
ウルカ「これは、世界樹の種じゃよ。」

ここを見てサビーナは生き返ったって思った人が2chスレにかつていまして。
ひと様の受け取り方を否定しないようにしてはいますけど、流石にそれはないかなー…(汗)。
サビーナの生死についてはわからないんですよねえ。
<魔女の鉄槌>が起きた形跡がないんで生き返っててもおかしくはないんですが、魔女狩り令は出てたみたいだし、やっぱりトトペペに捕らえられてる可能性も高い気がして。
エンディングの一枚絵のどこかに、こっそりサビーナ居たりしないかなぁ。


マーニィが見つけられなかった百騎兵をメタリカが見つけられた理由は、やっぱりここのリカの台詞にあるのが理由かなと思います。
正式な契約未満の縁が出来てたんでしょうね。


世界樹の種についての明言はココが初。



・「びす…こ…。…ごめん…な。」
やっと謝れた、ってのと共に、蘇生を強行したことも謝ってるのかもしれません。



・百騎兵のビスコへの扱い
ほんとなんでこんなに荒いんだろう(笑)。
ビスコの立ち絵はやっぱりかわいい。声や喋り方も。
ノリ(大きな悲憤を抱えた上でのあのハイテンション)ではマーニィちゃん最高なんですが。



・「な、死んでた!?私が!?」
先程の会話の記憶はない模様。
記憶があったら怒ってたかもですね。



・「なんだ、それは…。私を助けて自分が死ぬだと…。それが美談だとでも、思ってるのか、バカ魔女がぁっ…!!」
・「それで…そんなので…私が喜ぶとでも思ったのか…。」
まあ結局怒るんですが。
いい子ですよねビスコ



・種を取り出しビスコに手渡す百騎兵
持っていたのはメタリカから預かってたでいいんですけど、それが何かを正確に理解していたってのは、さっきのメタリカの回想を百騎兵は見ていたってことですかね。





▽スタッフロール
・種を植えるマーリカ
・独りで羊飼いしてるルッキーニィ
・髪(たぶん背も)の伸びたビスコ
・キヒヒ
目を凝らしましたがサビーナは見つからず。
ま、まぁ夜会魔女なんかもないし…というかその辺りを絵にするだけでも後日譚が想像できたんだけどなー。





▽おわり
思ったほど考察するようなとこはなかったです。
とりあえずはこれでゲームは終了。
あとがき的なものを明日UPして、この連載(?)も終了としますね。