ソルティレイ推進・承前

ガンスリ二期の残りと狼と香辛料の残り(DVD特典の7話込み)、CLANNADのDVD特典、全部観ました。
狼はホロは異常に可愛かったけどそれぐらいかなぁ。クラナドもだけどまた観ようとは思わない。ガンスリ?無かった事にした方が・・・


で、結局またSoltyReiを観たくなってきたので観るかもです。
今もmegrockが裏でガンガン(http://www.nicovideo.jp/watch/sm3887633)。

どんだけ好きなんだって話なんですが、もうほんとこれは別格。
今更考察とかするほどでもないシンプルな話なんだけど、SFとホームドラマとコメディの融和度が異常ですよ、これ。


もうね、トミノガンダム好きだけどこう言っちゃう。
ガンダムなんぞ見てこねくり回してる暇があったらこっちを見ろ、と。

ニュータイプ論的なのは、ガンダム(博愛の拡大)→イデオン(第六世界人=博愛の終点)(トミノの輪廻好き)→クロスボーン(ただの能力化)→ターンA(輪廻も捨てて、今を生き抜き死ぬこと)→劇場版Z(隣人愛への帰還)

もうこれで充分でしょう。これ以上触る必要は無い。
というか、隣人愛と一個の人生を生き抜くっていうのと、何十年もかけてやっと当たり前のことに到達しただけです。アンチじゃなくむしろトミノは好きだけど、もういいでしょ?ニュータイプとか。


エヴァも放映当時からちょっと遅れた時に観たんだけど、初見ですでに「まだそんなこと言ってるの?」と。昔からニュータイプという博愛の限界なんて個を無くすことで、それじゃダメだから個として対人関係を考えないといけない、とか気付いていた身からしたら、エヴァなんてのは過ぎ去った話のはずなんですよね。

もちろん、エヴァがそういうことを考える初めてのきっかけだった若い世代は違いますよ。

でもガンダムだのイデオンだのを遠い昔に通り過ぎた筈の人間まで大騒ぎして。


宮崎駿も漫画版ナウシカを書いてる途中で変節させた節もあって、もののけ姫でもう一度書いたヒューマニズム(文明は自然を食いつぶすけどそれで人間は豊かに為る。医療とかわかりやすいですね)とか、ほんとはもうみんな気付いてるはずなんですよね。

でも、まだまだ怨念ていうのかな、自然を大事にすれば上手くいく、みたいな幻想がまかり通ってもいて。


もうそういうのはいいでしょ、って思うんですけどね。次に行きましょうよ。次に。

ソルティレイがその<次>とはいいませんけど、少なくともニュータイプや自然至上主義のような怨念なんてものは描いてません。
造られた生命と人間の共存にちゃんと向き合ってると思います。
家族愛がテーマの一つだけど、血の繋がりがぼんやりと奇跡を産んだりもしません。

ニュータイプのようには心を読めず、ぶつかることからシンジのようには逃げず、自然どころか科学の粋を極めた世界で、思いっきりぶつかり合いすれ違い合いながら答えを探していく。

すごく不器用だけどすごく真摯です。

みましょうよ、ソルティレイ。おすすめですよ。