FF13を受けて

RPGについての話や色んな人の見解が色々と持ち上がってるのは素敵ですね。
SFC後期からPS後期辺りまでに比べると、まともにゲームについて語っているサイト様は随分減りましたからね。
今のこの盛り上がりは嬉しいものです。


ですが、ゆとりだの懐古だの、あまつさえ信者だのアンチだの海外ゲー信者だのPSだのWiiだのXBOXだのは、ただ単にその人の述べる「ゲーム論」を聞かずに、別の論理を持ち出して反論した気になってるだけのくだらないモノです。
とても低レベル。


ボクに懐古感情がないとはいいません。
ですが、FFが新しいシステムにチャレンジしてきたタイトルということはわかっています。
他の懐古に見える人たちの中にも似たような人は居るでしょう。


ですがその上で「どういう風にRPGが進化に向かうか」という夢/妄想を各人が持っており、制作会社側はソフトを売り出すという形で「俺たちはこう思う」というひとつの答えを提示する。
そしてFF13には懐古世代の多くが「その答えは違うんじゃないか」と声を上げてるのが葬式スレの現状な訳です。
決してどうでもいいハード売り上げにおけるアンチの場であったりはしない。(勿論そういう人も混じっているでしょうが)


「与えられたものを黙って受け入れるのがユーザーだ」というプレイヤーの人も中にはいるでしょう。
ゲーム製作が「ゲーム造り」ではなく「儲けのための手段」になってしまっているのも現状でしょう。
でも、それじゃあ嫌だ、というのが懐古の言い分です。
古臭いかも知れませんが、「より良い物を求めて何が悪い」という想いもあります。


今時のプレイヤーからすれば、その「どういう風にRPGが進化に向かうか」の内容自体が古臭い妄想に映るのかも知れません。
ですが、それなら「どういう風にRPGが進化に向かうか・現代版」を示して議論するべきであり、「懐古厨」と切って捨てるのは、ただの議論放棄でしかありません。
もし、それで「論破した」「勝った」と思っているなら更に救えませんね。


そして海外RPGのFallOut3などを引き合いに出す人が居るのは、それがボクら懐古のかつて望んでいた「どういう風にRPGが進化に向かうか」の理想に比較的近いものだからです。
今現在海外でRPGをプレイしていたり作っている人たちがボクら懐古と同じような感性であるというだけのことです。
これを「海外ゲー厨」と切って捨てるのは以下同文。



売り上げでしか語っていないコピペサイトや2chはともかく、はてな界隈やtwitterコピペしてるサイトの中にも、まともにゲーム論で議論を戦わせず、厨だの乙だのどーでもいいことしか言えないサイト様が結構あります。


賛否はともかくせっかくFF13が作ってくれたこの機会、もうちょっと建設的で相手の話を聞ける議論にしましょうよ。ねぇ?



FF13について賛成反対両方含めてきっちり語っておられるサイト様
FF13において、FF13をやってないボクのサイトより遥かに読む価値の高いサイト様です。
お二方ともきっちりクリアされてますので、こんなトコを読むぐらいならお二方のほうを是非。


FF13というRPGへの解答 ~ クリア後感想 ネタバレなし - mizchi log
FF13プレイ感想(カテゴリ別良いところ・悪いところ)