「すっご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっく、長かったね。休憩にしては」
「しかも続きじゃないですしね」
「じゃあなんで俺たちが呼ばれてるんだ」
「もうまともに感想付けたくないらしいよ」
「だからって俺らに投げんなよ…」


「第3話の副題が『シミュラクラ』なんだそうですが。これははてなキーワードによると

(1)アメリカのSF作家、フィリップ・K・ディックの小説の主要概念で、「本物そっくりのまがいもの」。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に登場する電気羊やアンドロイドが典型。

だそうです。本来的には義体というものへの表題なんでしょうが」
「なんだ二期がそうだとでも言いたいのか」
「ううん、本物そっくりのまがいものにすらなれてないって」
「む、むちゃくちゃ言いますね…」
「だって基本的に登場人物が出てきて口パクしてて、あとは紙芝居なんだもん。紙芝居が付いてる分ここの台詞しかない対話日記よりは高尚だけど」
「ここと比べるのは流石に失礼すぎるかと」
「でも下手なBGM付いてないトコロはココの勝ちだよね」
「同意を求めるな。俺は知らん」
「えーおっちゃんずるいー。てかちきんー」
「うるさいだまれ大人の世界には色々あるんだ」


「ストーリー的なトコでは、トリエラが義体持ちとしてのアイデンティティを云々、って感じなんですがいかがです?」
「振るだけのお前は楽でいいな。話的にはもちろん興味深い―というか、<義体である>ということと<条件付けの存在>、そしてそれらを基礎とした人間関係こそがこの作品全体のテーマなんだろうから、すげぇ重要な回なんだとは思うけど…」
「けど?けど?」
「嬉しそうに聞くんじゃねぇよ」
「言っちゃえば楽になれるよ?」
「うわ。なにその満面の笑み」
「てへっ」
「別に可愛くないぞ。だがまぁ察しの通りだ。何の感慨も無い演出だったな。」
「わーい。これでおっちゃんも共犯者ー」
「うるさいな。さすがに今回はひどい。原作者が見せたいだろう話を全く見せれていないと感じたからな」
「でも監修だかに原作者が噛んでるんですよね?一期と違って」
「そういう話だがな。何をどこまで噛んでるのやらわからんし、監修したからといって、本当に原作者の望んでるものが出来上がって放映されてるかはわからんしな」
「視聴者は放映されたもので判断するしかない訳ですね」
「原作者の意向だの資金だの、もし色んな要因があったとしても、見る側は知ったこっちゃないのさ。出されたものが気に食わなければ文句も垂れるさ」
「『観るの止めろ』とか『文句言うな』って声もあるけどー?」
「それこそ大きなお世話だな。法に抵触するような営業妨害なんかでもない限り、見たいものを観て文句を言ったり褒めたりするのは個人の自由さ。…まぁニコニコなんかで集団で叩いてるように見えてしまうのは微妙なラインなのかもしれないがな」
「あぁだからニコニコではコメントせずに、こんな僻地でグダグダ言ってる訳ですね。しかも僕らを間に立てて」
「チキンにもほどがあるよね」
「まったくだ」


「で、来週も観るんですよね?」
「や。さすがにわかんないっていってたよー?狼も観なきゃって言ってたし」
「あぁまだ一話も観れてないんだっけか。相変わらずトロいな」
「チキンだのとろいだの一応僕らの産みの親なんですからそこまで言っちゃ駄目ですよ。どれだけ駄目人間でニート街道まっしぐらだとしても一応僕らの親なんですからねあくまでいちおうですが仕方ないじゃないですか子は親を選べませんしそもそも名前すら付けて貰ってないってのはどういうことなんだこのヤロー!!!」

「お前ってそんなキャラだったのな…」