二回目プレイ内容決まったかも小説

「はぁ…」
 がっつりみっちり一時間は『ギルド加入者募集』と書かれた掲示板を睨みつけていた金髪おさげデコっぱちの少女は、ついに諦めたように掲示板から視線を外し嘆息した。
「変なナレーション入れないで下さいよエランさんー…」
 そう言いながらふりかえる。オデコを両手で押さえながら。周りに居る他のハントマン達がクスクス笑っている。
「あはは、ごめんねモルちゃん。あまりに凄い形相で睨んでたものだからつい、ね。」
 そんなにすごい顔をしてたのだろうか。少し頬が熱くなる。
「だってひどいんですよ。どこもプリンセス募集プリンセス募集って。」
 掲示板から離れカウンターに座りながら愚痴をこぼす。いつものように。いいことではないけどエランさんが優しくてついつい甘えてしまう。
「確かに人気ねー。少し前まではヒーラーも同じぐらい人気があったんだけど。今は新しい道具や薬の開発が進んでるから純粋なヒーラーの需要は確かに減ってきてるわね。」
「戦闘の苦手なわたしたちが無理に危険な場所に赴く必要がないのはいいことなんだってわかってるんですけど…でもやっぱり必要とされないのはなんか悲しいです。」
「いいギルドがあれば紹介してあげたいんだけどね。モルちゃんいい子だし腕だって悪くないんだし。」
 エランさんはやさしい。


「そんなら自分でギルド立ち上げればいいんじゃね?」
 後ろからそう言われて振り返る。知らない人だった。
「あら、ブーン。仕事は終わったの?」
「あぁ。それよりなんでそうしないんだ?ヒーラーさん。」
「メンバーの募集すらないのに、ヒーラーがギルドマスターで人が集まると思う?というかあなた誰ですか。」
 思わず語尾が荒くなる。なんにもわかってないくせに。
「あぁブーンってんだ。ファイターやってる。…なんか怒らせたか?」
 なんでそこは鋭いのよ。無神経のくせに。
「別に。」
「そうか。で?」
「何?」
「名前。」
「モル。ヒーラー。」
「愛想ないなお前。」
「あなたにだけです。」
「なぁエラン、俺何か悪い事言ったのか?」
「言ったわねー。」
 エランさんはわかってくれてる。でもなぜかニヤニヤしてる。
「そうなのか。でも実際立ち上げてみなきゃわからねーじゃん。」
 まだいうかこいつ。
「だってさ、こんなとこでグチグチ言ってるよりよっぽどマシだぜ?」
 一気に顔が赤くなった。こいつの、この無神経男の言うとおりだったからだ。
 わかってる。自分からは何もせずに待ってただけだ。何かが起こるのを。わたしは臆病で卑怯者だった。知ってる。そんなことは痛いほどよく知ってる。むかつく。むかつくむかつくむかつく。
 言い返そうとするが恥ずかしさと怒りで言葉が出てこない。仕方ないから睨みつけた。なんで不思議そうな顔してるのよ。涙が出てきた。泣き顔を見られるのが嫌で拭こうかと思ったが慌ててるのがわかったから拭かないでおいた。ざまぁみろ。


 しばらくしてエランさんが言った。
「じゃあモルちゃんがギルド立ち上げてブーンが加入すればいいじゃない。」
「「え?」」
 ハモった。むかつく。エランさんはニヤニヤしてる。文句を言おうと思ったら先に言われた。
「なんで俺が!?」
「こういうことは言い出した人間が責任取るものよー。それにブーンだってちょうどギルドに入ってないじゃない。」
「俺は好きで一人でやってるんだ!」
「あらー?
でもこないだ、そろそろギルドに入って大きな仕事してみるのもいいなって言ってなかったっけ?」
「た、確かに言ったけど!それにしたって俺はソードファイターだぜ?組むならヒーラーなんかよりも普通メイジとだろ!」
 なんか?カチンときた。わたしだって文句いわないと。
「わわわわたしも組むならファイター『なんか』よりもナイトさんに守ってもらう方がいいです!」
「ンだと!?」
「なによ!?」


 パチーン!!!


 立ち上がって睨みあった所に場違いな程景気のいい音が鳴った。
「二人とも落ち着きなさい…
って、そんなうらめしそうな目で見ないで。」
 小気味良い音を立てたオデコを押さえながらエランさんの方を見ると困ったような顔で笑ってる。ブーンもオデコを押さえてる。少し落ち着いた。


「ねぇブーン。『ソードマンとメイジは確かに相性がいいけれど、多数相手での役割がかぶる。それよりも開発の進んできた巻物を使えば治療技術のあるヒーラーと組む方が有利かも知れない。』って私に新しい戦術を示唆してくれたのは誰だっけ?」
 少し驚いた。無神経な馬鹿としか思ってなかったがそれなりに考えてはいるらしい。ブーンのほうを見るとちっとか言ってる。なんかカワイイかも知れない。
「モルちゃんもよ。『かばってもらって自分の代わりに傷を負われるぐらいなら一緒に傷つきたい。だからナイトの人よりもファイターの人と組みたい。』そう言ってたよね?」
 矛先がこっちにも向いた。無神経男がこっちを見る。みるなはずかしい。顔を背ける。今日は顔を赤くしてばっかりだ。



「──ということで。
二人でギルド組めば万事解決なんじゃないかな!」



「「なんでそうな…!」」までハモったところで黙る。
 なんなのよもう。
「ほら。気も合うみたいだし。」
 エランさんがニヤニヤしながら、ん?ん?という顔でブーンとわたしの顔を覗き込んでくる。
 文句をつけようかとも思ったがエランさんの顔を見てるとそんな気も薄れてきた。それに冷静に考えれば願ってもない話なのだ。
 ブーンの方も同じ気持ちのようで、エランさんを見ながら苦笑いしている。
 仕方ない。エランさんには敵わないや。ほんとにやさしいんだから。


「じゃあ…そういうことでよろしくな、モル。」
 右手を差し出してくる。敵意の無いことをみせる右手の握手。
「こちらこそよろしくね。ブーン。」
 握り返す。エランさんも満足そうに微笑んでくれている。この場にいたハントマン達も笑顔で祝福してくれているようだった。わたしのハントマンとしての冒険がほんとうに始まったのだ。




「まぁほんとはもっとおっぱい大きいおんなのこの方が俺は好みなんだけどな!
あそこのツインテールプリンセスとか!」


 ビキキィィッ!!!


 ギルドオフィスじゅうの空気が凍りつく。エランさんまで笑顔のまま固まっている。ブーン一人だけが不思議そうな顔できょろきょろしていた。



 ──わたしは笑顔のまま握手していた手を解くと、十数歩後ろに下がってからおもむろにダッシュし、ドロップキックを顔面に決めた。
 それはもう見事に決めた。決めるべくして決めた。ブーンを除くその場に居る誰もが決まるのが当然だという顔をしていた。

長いよ!


癒ソロやってみてからも色々試してみたんですが、なんかこうしっくりこなくて。
無手侍+魔のカウンターPTは結局カウンターが不安定すぎて普通に殴るだけだったり、騎+αは安定するんだけどやることが変わらなくて退屈だったり、2人PTで魔抜いてしまうと雑魚戦がきつかったりだるかったり、姫は恐怖リクエストぐらいだし、何をどうしても戦闘自体は単調だなぁと。


で。

そういや魔だけじゃなく剣戦も雑魚戦得意だな
フォロアもアイテムから撃てるんだっけか
物理カウンターな敵でもフォロワできるのはいいな!

魔抜け

アタックキルもあるし防御面も大分いい

騎抜け

ペアで剣戦使うなら物理職はもういらないな

侍、盗抜け

支援職の姫と癒どっちがいいかな

ペアプレイならデッドマンズリアクトでかいかもなぁ
敵感知と何よりインヴィジはでかいな!

癒決定

という、流れでした。
逆からも、

MN回復ないときついなぁ

姫か癒は欲しいな

姫での月明かりはやったしやっぱり癒やっておきたいな

もう一人は前衛職だから、戦、盗、騎、侍のどれかか

ペアだと全体攻撃ないと雑魚戦だるくてやってられないし剣戦しかないな

と、どちらからも剣戦+癒でなんとかするのがいいんじゃないかという結論に。
初回プレイでも使ってなかった職ですし、これでいくことにします。


魔も使って無いんですが、魔が入るとメイン火力の座を戦から奪い、フォロワ発動トリガーを癒から奪い、で大活躍しすぎるので…3人PTだとたぶんかなり楽になっちゃいますしね。
どうしてもクリアできなくなったら導入するってことで一つ。


リプレイみたいなことはするつもりないです。どの敵にもアタックキル→攻撃なのは変わらないですし、戦も癒も特別なスキル振りもしませんしね。
魔が居ないけど、アイテム使ってのエレメントフォロワをやる、ぐらいです。普通と違うの。


とりあえずそんな感じでチャレンジしてみようと思いますまる