もうちょっと下の続き

この<職人が好き>っていうのは突き詰めていくと、
<通><粋><伊達><美学>といった、そういう美意識に繋がっていく訳です。


そしてアニメは職人のものだという意識が昔もそして今もあるんじゃないでしょうか。
板野サーカスなんかもまさに個人の職人芸を褒め称える呼び方ですよね。
同時に作画のひどい回なんかは、ストーリー重視の人にしろ絵柄重視の人にしろ否定します。


結局注視してるところが違うだけで
みんな<ハイクオリティなものを要求>するっていうスタンスは変わらない気もしますね。


ただ、注視してるところが違うのに同じ俎上で議論しちゃったりするから
対立しちゃうこともあるだけなんじゃないかなぁ。2chとか。




もし<通>と<粋>を簡略化しつつ対立項として見ることが許されるなら、
<通>は骨董なんかで、そのモノの来歴だとか使われてる技術だとかを重要視して、
手元において長年愛で続けるし、その職人芸を語ったりする。


<粋>は花火に代表されるような、その時綺麗だったら詳細はいらない、
記録にも記憶にも鮮明に残らなくていい。でも毎回見る、みたいな。


懐古vsゆとりとかトミノvs非トミノとかに似てませんかね(笑)。


ただ、花火自体を作ってるのはこれまた職人なわけで、
その技術自体は賞賛されるわけですよ。


どんだけ職人(芸)好きなんだよっていう。



あぁ、また纏まらないです(汗)。
話の着地点を見付けるのが上手な職人さん、居たら連絡ください。