デッキ構築の考え方

バトルラインの似非デッキ構築講座、はじまるよ!


以下は対人戦未経験者が、オフラインでのミッションやカード、ルールを眺めて感じた程度の構築論なので、そのあたり注意してください。
昨日URLを貼ったブログ様にこういった論旨のコラムもありますので、そちらの方が確実に参考になると思います。




○食料関係のこと
基本システムの部分ですが、食料カードは1ターンに一枚しか使えません。
つまりオンラインルールでは、毎ターン食料を使い、削られなかった場合、延長突入時の食料値は11となります。
勿論、対戦相手からの妨害や毎ターン食料が手元に無いことも多く、そのために食料カード以外の食料を増やす手段をデッキに入れるわけですが、それも常に機能しきる訳ではありません。
そしてこのことから以下のコトが浮かび上がります。



○食料マイナスのペナルティが付いてるカードは基本ゴミ
ゴミです。たぶん。(弱気)

基本的に自分の手番10手の間にしか増やせないという、ただでさえ安定しない食料値を自ら削るのは、自らの首を絞めることと同義です。
これはオフでも同じデッキを何度か回せばわかることですが、延長までに自分のデッキに必要だと思うところまで食料値を上げることはなかなか難しいことです。


その貴重な食料値を削ってまで使うべきカードが現行のカードの中にあるとは思いません。
食料値というのはこのゲーム中最も大事に管理すべきリソースであり、戦闘一回やユニット配置一体に気軽に消費すべき値ではないと考えます。


「溢れるほどの食料値を得られるデッキを構築し、食糧消費ユニットを使う」と考える方も居られるかも知れませんが、カードドローの弱い(後述)このゲームで、デッキ40枚中の大半を食料関係のカードで占めることは、デッキ構築段階ですでに失敗していると言っても過言ではないと思います。



○小型、中型デッキが微妙
弱いわけではないですが。


ユニット上限である食料値が毎ターンゆるやかにしか上がっていかないこのゲームにおいて、序盤から数をばら撒きたい小型デッキや、大型よりは少し早くそして小型にもそこまで遅れずに配置完了したい中型デッキはこのゲームに向いてるとはいえません。
また、食料値の上昇度合い以外にも、
・デッキ総枚数が40枚、内3分の1近くは食料/同種ユニットは2枚まで/英雄は5種1枚ずつまで
・ドローが弱い
と小型・中型はどこを取っても厳しいです。


ですが、小型には民兵というコスト0のユニットがあり、これが性能自体も優秀なため小型デッキの存在も可能となっています。
食料値を増やす必要の無いコスト0というのは、ただコスト0だというだけの利点ではありません。
・食料系カードの引きに左右されない
・食料値に縛られずばら撒ける
・そもそも食料系カードの枚数を減らせるためデッキ構築で有利


逆に言えば、民兵デッキ以外の小型デッキは微妙であり、コスト1や2のユニットに固める意義は薄いといえます。


一方コスト2あたりを大量に入れる中型ですが、ネックになるのはやはり食料値。
例えば1ターン目にコスト2ユニットしか手札に無く、食料カードが手札に無ければ、1ターン目にユニット配置はできません。
コスト1以下が大量に入っている小型デッキではなかなかそうはなりませんし、食料獲得手段を多様に用意しているであろう大型デッキもまたそうなりにくいです。
大型はそもそも、多少出遅れても取り返せるのが強みですし。
そして大型並みの食料確保手段をデッキに入れるのなら大型デッキを組めば良いわけです。


コスト2には優秀なカードも多いですが、いざというときのカード大量ドロー手段のないこのゲームでは、コスト2メインでのデッキ構築は、大型や小型に対して安定度が低くなりすぎるという欠点があるのです。


一つ前のverで、ミクニウルフ無双が強かったという話も知っていますが、あれはその2種のカードがほぼ準大型という性能だったからこそ可能だったことだったのだと思います。
現に戦闘力が1下がったことでミクニはあまり使われなくなってるようですし。



○魔兵デッキ
小型中型大型の枠に嵌めるとしたら小型でしょうか。
で、序盤のユニット数が必要な小型なのに、
・魔を持ったコスト0ユニットは1種だけ
・コスト1ユニット大量に必要=食料もそれなりに必要
・専用の戦術
・魔が先に居なければ配置できない召喚ユニット
・召喚ユニットを引けない場合の低すぎる戦闘能力


これだけ揃っていたら事故らないほうがおかしいぐらいで、確かに英雄アントワネットを初っ端から引いたときや、必要なカードが必要なだけ揃っていたときの強さは凄いでしょうが、矢張り安定度に欠けると思われます。


これも中型デッキと同じく、カードドローの弱い現状では回し切れないデッキタイプのひとつだと思います。



○大型デッキ
現行メタ最強の呼び声高い大型ですが、これはもう現行システムではしょうがない気もします。
大型の利点はメインとなるユニット数が少なくてすむこと、これに尽きます。


中型デッキでは大型デッキ並みの食料確保手段が必要ではないかと上で書きましたが、中型と大型の食糧確保カードが同数だった場合、中型と違いメインの大型ユニット以外は小型を多く混ぜられる。
ユニットではなく戦術でもいいですし。


また、多少の出遅れが気にならないだけのカードパワーも当然有り、配置ペースが遅くても構わないというのは、緩やかな食料値上昇、カードドロー数が低め、というこのゲームにとてもマッチしているわけです。


そして大型の英雄は非常に優秀で、特にやばいのはクリスタル+カーヴァイ。
コスト3で戦闘7が2体。中型より高効率で、大中小どのデッキでも入れない意味がないぐらい。


次にテジロフ。
盤面制覇ゲームであり、ユニットの1対1交換が基本のバトルラインで、1対4交換を強いるのは破格以外の何者でもないです。


最後にユゥ。
コスト3を並べるほうがコスト2を並べるより高効率、という状態にしてしまう英雄です。


トーファイやミョムトも強いですが、コスト3で英雄枠5の上一枚制限ということを考えればそこまでひどいと思いません。
大型デッキを最強足らしめているのは上記3枚かなぁと思います。


クリ、カー、テジが盤面にいてコストたったの6。
ここにユゥが配置されたら食料値+3。
テジが犠牲出来れば、相手ユニット数体と引き換えに、食料値の余裕が3空いて、ユゥも破棄してもいいなら、クリ、カーの残ってる盤面にさらにコスト3ユニットなら2体、コスト2なら3体、コスト1なら6体追加できるわけです。


こんなデッキが弱いわけが無くて、メタが大型に偏るのも仕方ないかなぁという感じです。



○長くなったので
一旦切ります。
次回は単職デッキへの私見(魔兵はやっちゃったけど)とカードドローの話、構築の話のまとめって感じで。