デッキ構築の考え方・続き

ゴミとまで言っちゃった食料マイナスの付いてるカードですが、例えば民兵デッキで食料値5前後で充分でさらにそれでも余裕がある、といったようなデッキなどなら使えるかもしれません。
スペックだけで見れば優秀ですし。


ただ、それもデッキ構築段階の初期で決めることではなく、実際にその民兵デッキを構築し実戦した上での調整段階で「どうしても不足してるなら入れる」という程度のものだと思っています。



バトルラインのカードドロー
40枚デッキで約3分の1は食料カード、同種カードは2枚まで、英雄カードは5種1枚ずつまで、という初期状態から、毎ターン2枚の基本ドローでその基本ドローも10回のみ。
ドローサポートカードが入っていたとしても40枚中引けるカードは30枚も行かないでしょう。


これは山札が切れることなどまずないというデザインであり、いかに考えつくされたデッキであっても10枚以上は引けないという意味であり、そのデッキのメインとなるカードは常に引けない可能性があるということです。


だからこそドローサポートカードは重要であり、またコンセプトデッキのような「特定のカードを引けなければまともに機能しない」デッキというのは安定しづらいのです。



運ゲー
2chなどで悪い意味で使われてるようですが、カードゲームは基本運ゲーです。
その運の要素を如何に減らしたデッキ構築・プレイングができるか、というのが腕の見せ所であり、頭を悩ませるに足る楽しいところです。


確かに山札を引き切れない、ドローが弱いために目当てのカードを無理やり引きだしづらい、と他のカードゲームより運が必要な場面も多いですが、それは他のカードゲームの手法でデッキ構築をしていることが大きいんじゃないかと考えます。


このゲームでは特定のカードに勝敗の全てをかけるデッキ構築はNGだと思っています。
「必要なときにそれが手札にあったり、ドローしてこれたりなどまず起き得ないんだ」という前提でのデッキ構築をして初めて、まともに戦えるようなデッキの雛型が出来るのではないかと。



○単職デッキ
剣単や槍単と呼ばれる同一兵種だけで揃えたデッキです。
ボクはバトルラインでこれは無謀じゃないかと考えます。
利点はスクラムぐらいじゃないでしょうか。他の武器種を混ぜないメリットはあまり大きくないと思います。


ウィルラやファーエは確かに優秀で、CPU相手でも手が付けられないような状況になることが侭ありますが、貴重な英雄枠を潰した上でコスト3としては低性能で戦闘にはほとんど参加しない。
しかも1枚しかデッキに入れられないわけで、それらが引けなくて勝てない場合、それは事故ではなく、デッキ構築段階での失敗です。


「ウィルラ等のドーピングカードが無い状態でも強く、それを引ければもっと強い」というデッキなら実戦レベルではあるでしょうが、ボクはちょっと思い付きません。
例えばウィルラ剣単なら、コスト2剣兵あたりを削って、弓兵2枚でも追加したほうが汎用性があがると思います。
弓単ならパラディンか最前線あたりを入れるかと。



○戦術
1枚の重要度の重さは英雄カードに勝る場合があります。
主に情報戦的な意味で。


1種1枚しかいれられない戦術カードは強力であり、同時に一度使われた戦術はもう打ち止めです。
裏を返せば、まだ使われていないカードは実際にデッキに有るか無いかを問わず、相手に「いつ飛んでくるかわからない」というプレッシャーをかけることとなります。
勿論それは自分も受けるプレッシャーですが。


戦術を使用するということは、自分の未来の選択肢を狭める、相手の行動の自由度が広がるといったことと同義です。
1枚の戦術カードを使用するたびに自分の身を削っているのだと知っておくべきかと思います。


プレイング的な話となりましたが、デッキ構築においては5〜8枚程度だと思います。
あまり多すぎると、何ターンも食料と戦術しか手札に無いといったことになりかねません。


食料少なめでユニット多目な民兵デッキなら10枚ぐらいは戦術に割けるかも知れません。
ユニット少な目な大型デッキなら7〜8枚とか。


こうやって細分化していくと、あれもこれも必要な中型デッキや魔兵デッキはデッキ構築段階ですでに厳しいことがわかって貰えるかと思います。



○まとめ
強いデッキを作るなら、って前提での話ですから、実際はどんなデッキでのプレイでも問題ないです。
現にボクもコンセプトデッキとか大好きですし。


あ、あともう一度言いますが、ボクはまだ対人戦未経験者です。
えらそうに書いてますが、実践せずに理論構築してみてる莫迦者ですから、そこはご留意ください。


では以下にざっとまとめ。


・食料マイナスカードはよほど調整してからでなければ入れない
・コスト2カードの数が多くなりすぎないように気をつける
・兵種の単一化はしない
・特定のカードに頼った構成にしない
・ドローサポートは可能な限り入れる


5行で済みました(笑)。
これを基本ラインとして、次回は更に細かく見て行き、実際にデッキを組んでみようと思います。