もうあんまり書きたいことがない

元々は一番古い過去ログあたりにあるような文章を書きたくて始めたブログですが、どうにも語りたくなることが最近は少ない。
あっても大体今までに書いたことの言い直しでしか無い感じで、どうにも製作・販売コストと製作者の意識・意欲の関係性に収斂する話でしかない気がします。
今回はそこにプレイヤー側の意識を絡めたお話。



違う角度からゲームの面白さの話をしよう。 島国大和のド畜生
こちらの記事様を読んで。
とても得心が行くお話です。
褒めて貰うというのは、つまりは自分(プレイヤー)が試されるという娯楽であると。だからこそ「困難と克服」はゲームに付き物だったわけです。
「そのゲームで自分がどれぐらいやれるか」が、ゲームの楽しさ・ゲームの本質だと、ボクなんかはそう信じています。


で、上記記事様が言うところの最近話題の「稼いでいる」ゲーム、ボクがこのブログで言うところのこれってゲームか?というゲームが試しているのは…リアルでの資金力、ですかね。
それはもう「ゲーム性」では無いと思うんですよ。


似たような事例に、課金アイテムの性能がバカ高いMMOなんかが挙げられます。
「課金しなきゃ勝負にならない」系統のゲームですね。
これを嫌う人はそれなりに居ると思われますが、それを嫌う人たち全てがリアルでお金が無い人たちな訳ではきっと無い。
勿論実際に買いたくても買えない人だって居るでしょうが、大半の人達は資金比べがしたいわけじゃなく、そのゲームで求められるゲーム性で競いたいというだけでしょう。
実際この手のMMOは一時期多く見られましたが、最近はゲーム性にそこまで大きく影響しないアバター系が課金のメインコンテンツになっているように見受けられます。


が。
が、です。
ゲーム性を競うより資金力を競いたい人間が今は多いのかなぁという印象を受けずに居られません。
ゲームというものに興味が無いからかも知れません。
それは時代なのかも知れませんし、これまでに面白いゲームに会えなかったからなのかも知れません。
豪遊できない経済情勢だからこそ、ゲーム内でのプチ豪遊をしたい心理とかが働いてるのかも知れません。
(本当にお金を「持ってる」人はゲーム内で数万程度使って虚栄心を満たすようなことはしないでしょう。豪邸建てるとか高級車に乗るとかにお金を使うと思います。たぶん。
あぁ、そういえばAKBの選挙で数十万使うとかもゲーム内プチ豪遊に近い感覚だったりするのかなぁ…。)



そしてこうなってくるとボクなんかには何も言えなくなってくる訳です。
興味持てるゲーム作れと言われても出来ません。
面白いゲーム作るから資金出せと言われても出せません。
景気良くしろと言われても出来ません。


ゲーム性ってものを語ることすら難しいのかなぁ。
せめてプレイヤーと製作者は面白いゲームを求めて欲しいと思います。
プレイヤーまでゲーム性を求めなくなっちゃったら終わっちゃいますよね。ゲーム。