魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその15

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○第五幕第十二章
同一章で記事3つ目。
十二章は長い上に情報量多すぎです…。



▽リリーのひずみ
作中屈指のお笑いイベント。


・「空間そのものがずれているな。こちらからは干渉できんか…。」
…やっぱりその場しのぎじゃ?(汗)
過去の追体験がどうこうじゃなく、単に見てるだけのイベントの言い訳でしか無いという。
ちょっとひどいですよねぇ…これ…。
前記事コメントに書きましたが、このイベントが起きているのが、過去なのか現在なのか未来なのかはわかりません。



・「おったまげた!!おっ(、)“たま”だべ!」
(、)は表記はないけど、ボイスでは区切って読んでいたためです。
つまり、玉を発見したようです(苦笑)。
そうか、そっちもちゃんとあったのか…。



・「以前ここに来た、モタリカって〜」
モタリカは、当時ナハブがそういう間違え方してて、メタリカ本人。そのまま覚えちゃったみたいだけど。
似た名前の別人とか別世界のメタリカではないです。
たぶん。
「呼び間違えまで伏線で実は〜」とか言い出されるならもうお手上げするしか無い。



・リリーのマーリカへの接近禁止が夜会の議題に掛けられ可決。10m以内に接近しないように決められる。
これを聞いてると、結構仲良く楽しくバカやってたのかなぁと微笑ましく思えます。
メタリカへの意地悪がひどすぎて、どうにも印象悪いですけど。



・「クーリュフで、狭間との繋がりを断ち切らなきゃなおらねんだ」
別世界=狭間と読む場合、「別世界と繋がってる糸電話の糸を切る」って感じ。
「世界と世界との間にある隙間が狭間」という世界モデルの場合だと、「狭間という中継局を通って別世界と繋がってる直通電話がお互いあって、その電話のウチの方と中継局までの電話線を切る」って感じ。
うん、わかりにくいね。
どっちとも取れて、狭間ってのが結局どこを指すのかハッキリしないねってだけの話です。すいません。



・「ボクのそそり立つブロッケントゥルムを…き、切るだと!!」
・リリーのブロッケントゥルムが、言葉でもわかるのか怯える反応(を)した!(脱字)
うん…書き残しとかなきゃいけないかなって…。
でもここで脱字は無いわ、と思った。



・「おめえに、こんなん出来たってことは狭間の先のおめさがそうなったってことでもあるんだ」
何やったのか気になります。
現代地球では無理…だよね?
グーグル先生に聞こうかとも思ったけど、何だか気が乗らないのでやめときます。



・急かしてくるトルーデ
メタリカがやってることを理解してる上、このワタシ世界に侵入成功している、と。
もっと後でわかることですが、このトルーデは幻影です。
別世界への幻影投影の難易度がわかりませんが劇中ではトルーデしか行っていない技術ですね。



・「姿を見せたと思ったら敗残兵のくせに、ワタシに催促するつもりか?」
トルーデが居るのをメタリカは知っていた、というかどうも何らかの話をした模様。
なぜ「敗残兵」と言われるのか、が問題なんですが、ボクの記憶が確かなら、その内容は結局明かされなかったような。




▽パープルピールとラヴィのひずみ


・「なんとなくだが、ひずみが何を条件として現れるのかわかってきたぞ」
力を持った魔女(狭間との繋がりが強いから?←ドルチェの台詞より「魔女は狭間に片足突っ込んでる」)が状況に大きな影響を与える選択を選ぶように仕向けること、かな?


例えばヴァレンティーヌの場合だと、
本来起きないタイミングでドルチェを起こす
→本編のようにスィガーロを解放したりはしないでおく
→本来ドルチェ自身が赴いていたらジェラートを殺してしまっていたかも知れない所を百騎兵がやる
→ドルチェに会うことでジェラートが心情吐露
ジェラートとスィガーロ生存
みたいな。
ドルチェ起床もだけど、密かにスィガーロ未開放も、本編と違う状況を起こす一因ですね。


ただ、こうなるとやはりベルダひずみとルッキーニィひずみ、リリーひずみが不自然。
あのイベントは、百騎兵が手を加えるまでもなく、ひずみ顕現するほどの影響力があったとか?
つまり、あのイベント当時ミデア世界ではひずみ顕現していた。もしくはその条件は整っていた。
ミデアでひずみや編纂者が発生するとは限りませんしね。もし開いてても誰も広げようとしてませんし。
これならまあ、ワタシ世界で勝手にひずみ顕現したのも、手を出す必要がなかったのも説明できるかな?
ただ、じゃあなぜミデア世界に影響与えてるのか(少なくともリリーは復活してる)は、ちょっと…。


イベントに関わる必要が有るのはひずみ顕現のためとして、編纂者は撃破することで世界に楔を打ち込むことになる。楔はワタシ世界を壊すためのもので、ワタシ世界崩壊はミデア世界への影響伝播のため、と。
うーん…やっぱり顕現のために起こったことを変えた場合はともかく、そうでない場合に現実が変わる理由を見つけられないなぁ。一連の流れに屁理屈を差し込むところすら無い。
ちょっとお手上げです。



・往々にしてアズブロッケン山山頂でひずみ顕現のためにリューベンスを殺そうとするメタリカ
よくあることらしいです。
ただしそれがビスコ復活という目的まで同じかは不明。
というか、ひずみ顕現しようとしてるってことはワタシ世界みたいなものを作ったリカが居たってことで、世界構築のためには百騎兵が必要なんじゃ?
時間軸が違うから、当時百騎兵がそのリカの元に居たとするとしても、ニケが居ない世界でないと――いや、ニケがミデア漂着前に滅ぼした世界の話なら…うーん…でも似たような流れになるっていうことは、もしかしてニケってミデアに似た世界に来るたびにアグニの同一存在に恋して殺されて復活して世界滅ぼして、を繰り返してたりして…って、そんなこと言い出したら何でもありになりすぎですね。
やっぱり多世界観の細かいシステムなり、ニケと百騎兵が居ないけど似た状況が起きてる世界なり、ってのを多少でも説明してもらえないとどうしようもないです。
しかし、アグニを求め続けて世界を渡り続けるニケ、って我ながらロマンチックすぎですね(笑)。



・リューベンス先生の世界観講座

「幾千幾万と並列して存在する数多の可能性の世界…。それらを書き留めるのがワタシの役割。」
「普通、平行世界はそれぞれ独立していてそこにいる人は自分の世界しか見ることができない。」
「だけど、極稀に、他の世界のことを見ることができる者が生まれてくることがあるの。」
「よく似た世界であれば、似たようなことが起こるから、占いや予知に用いる人もいる。」
「あなたたちの世界では、そういう人は星読みって呼ばれているわ。大半は普通の占い師みたいだけどね。たまに本物がいるのよ。」

メモメモ。
リューベンス自身については特に考察の必要は無さそう。
ウルカ以前から居て、現在はパープルピール一族の持ち物で、もう死にたく思ってると。



・「こいつらの人間関係をメチャクチャにしてやったら、ひずみが出ると思ったんだが」
メタリカはこう言うんですが、これだとリリーやルッキーニィのひずみがうまく説明出来ない気がします。
確かに状況は変わるでしょうけど、ざっくりしすぎ(笑)。



・ラビィちゃんの暴挙
鬱憤貯まってて爆発なだけかと思ったら、パープルピールが死んだ直後に「あ、あれ…アタシどうしちゃったんだ。あれ…?」「あれ、おばちゃん…なんで、血だらけ…?」と、どうにも怒りに我を忘れたってだけじゃない感じ。
ボイス的にもそうだし、治癒魔法をかけなきゃいけないでも出来ないと焦ってみたりウサくんに頼ってみたりで、自分が殺してしまったみたいな葛藤すら見せなくてどうにも不自然。
単にカッとなってやっただけ、って感じじゃないんですよねえ。
石化の呪いに対しても「?」「うわっ、なんだこれ!?くっそ…!」と知らなかった模様。
石化後の地の文で「ラビィは、悲しみと恐れのないまぜになった表情を見せると小石になった!」とあって、悲しんでいたのは確かみたいですし。
で、これに関してちょっと見当が付いてるので以下に。



・暴挙後の態度の変化
パープルピールが死の間際に何かをつぶやいてそれはその場にいる誰にも聞こえなかったと地の文で書かれています。
これ、ラビィの契約解除をつぶやいたんだと思うんですよ。
先走りますが、後の淀みで語られるパープルピールの心中での台詞に、ラビィの契約ももう解除してある、みたいなのがあるんですね。
逆に言えば、ラビィはある時点までパープルピールの契約下にあった。
または、つぶやきがラビィへの謝罪だったりしたとしても、その死で契約は解除されたでしょう。


これが解除されてラビィの心情に変化が出たということは、この契約によってラビィの性格が変わっていたんじゃないかと思われるんです。
恐らく攻撃性を増すような精神魔法が掛けられていたんじゃないかなぁと。
そしてそれはウサくんによっても増幅させられていた。
ウサくんがラビィではなくパープルピールのマナニアで、ウサくんを持つことや会話することで攻撃性が増すような仕組みだったのかも。
パープルピール死後にウサくんが喋らなくなったことの説明にもなります。


以上が確かなら、逆説的に元々のラビィの性格は比較的おとなしかったり優しかったりしたと言えそうです。わざわざ攻撃性を上げなければならない程度には。育ての親の瀕死の姿に慌てる程度には。
口の悪さは元々っぽい気もしますが(笑)。
肝心の淀みイベントをうろ覚えなので断定はしませんが、こんな解釈いかがでしょうか。




▽理花の世界
裏花もそうですが、外見年齢も性格もメタリカと大差ないんですよね。
ロリカが出てきたり、逆に年老いたメタリカが出てきたりしない。んー、このへんどうなってるんだろう。
そして尚更、トルーデが特異な感じがするという。


・場所もわきまえず話をする看護師
ふたりとも死ねばいい。
個人的にはトトペペとルッキーニィより嫌いです。
給金貰って仕事としてるにも関わらず、患者の心情を想像できないどころか、聞こえかねない場所で口に出すとか頭湧いてます。



・一生病院から出られない
・宣告された余命はとっくに過ぎている
・親が金持ち
沼から離れられないのと似た状況、余命はメタリカがそれを乗り越えた影響、親は…なんだろう。
この理花が、メタリカのウツシ元じゃないかっていう説が2chスレでは出てました。
積極的には否定しませんが、やっぱり決定的な証拠は無い感じ。


それよりも、余命がリンクしてる可能性に注視すべきかも知れません。
つまりはBADENDルートに行かない限りは、裏花なんかも近々死んでおかしくない。
なのに何故かトルーデはちゃんと歳を重ねてる。NORMALENDルートでもTRUEENDルートでも。
つまりはBADENDルートに入ってからの同一存在が過去に干渉してる…?
平行世界に時間遡行まで持ち出されたら、ボクのキャパ超えますよ!?