魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその18

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○前記事のJJさんへの返信
えーと、先に百騎兵の件を。
百騎兵に関してはいいんですが、同質の存在のニケによる世界破壊とその結果、を考えると結構まずい気がしました。
ただ、沼やピラーが複数の世界に在る、というのを証明する際に使える気もするので、そのラインでの論を進めていくのもいいのかも…?


世界間影響は、ドルチェの
「ある世界に与えた影響は何かしらの形で他の世界に影響を与える。」
という台詞をどう取るか、ですかね。


ボクは双方向、もしくは(クーリュフで一つの繋がりを断ったりしても)巡り巡って影響を与える、と思っています…というか、思いたい感じ。


例えば理花からのウツシでメタリカのお腹が膨らみ、クーリュフで理花との繋がりを立った場合、一方通行だとメタリカは治っても理花は治らないことになってしまう。でもそれじゃあ悲しいんで、メタリカの<膨らんだお腹が治った>という新たに起きた出来事とその情報が、裏花たち他のリカに流れつつ、巡り巡って理花にも届く、としたいんですね。
これならクーリュフで理花―メタリカ間が切断されていても、理花までメタリカの影響が届きうる。
まあこの場合、リリーのウツシ元の人がもげちゃうんですが(笑)。
でもリリーが治さなかった場合<生えたのを放置してたら死んだ>みたいな情報が数多世界を飛び交って影響を与えるわけですし、自然に他世界に影響を与えるのではなくウツシ化してしまうようなあまり良くない手術だったと思って、涙をのんでもらいましょう。




以上、返信でした。
あー、もちろん、ボクの説が正しくてJJさんの説が間違ってるというわけではありません。この件に限らずですが。
ソースになりそうなゲーム内情報ははなるべく書き出していますが、そこからの推測は各プレイヤーの数だけあって当然ですし、そのうちどれが正しいのかは公式見解が出るなりしないとわからず、どれが間違っているのかもボクが見逃したソースだったり繋げられなかったピースだったりが出てこないとわかりません。
というか、その辺バンバン指摘していただけると凄く嬉しいです。
推測が絞られて真実(らしきもの)に近づいていけたら最高だなあと思います。






○終幕



▽練武の氷雪
ピラー4本。
タイミングはこの、ルッキーニィ後ウルカ前がベストかなぁと思います。
出てくる情報的に。
ネザリアから伝説を聞き、ルッキーニィからウルカ生存を聞き、でもウルカからは詳細を聞いてないタイミング。



□最初に着く村
・末裔の男「ここかい?ここはどこでもない世界、ミデアの最果てさ。」
・盲イタ老人「…そう、ここは捨てられた土地なんじゃよ。あの悲しき沼と同じでな。」
・魔女の末裔、の家→家宝に苔の骸布
魔女の末裔が居ていいんだろうか。




□百日パンなんかを売ってる村
・祈ル男「天に召されることを許されぬ穢れた魂を持つ、忌々しき三魔女。」
・祈ル童「巫女様の御霊がどうか、常世に戻られますように!」
・祈ル女「偉大な神に仕えし巫女の御霊が安らかに眠れるように…。その悲しい運命が浄化されるように…。」
教皇庁のニケ教になる前の、真実をしっかり伝えてるニケ信仰ですね。




□上記の村の対角線にある村
・末裔ノ女「あなたは…!?い、いや、まさかな…。何でもない、気にしないでくれ…。そんなわけはないのだから…。」
ニケを直接見てはいないであろう末裔でもわかるものなのかな?



・東の国の女、の家→「この子、サビーナの匂いがする!?」
魔女制圧時に出る台詞でこれがあるため、「東の国とニケ信仰に関係が!?」みたいな話が、以前2chスレでチラッと出たことがありますが、どうにも違和感を感じるので、ちょっと調べてみました。
ロード→氷雪に移動→村まで移動→魔女制圧→ソフトリセット、を繰り返し。超面倒。
途中で負けまくればいいと気付いてからは楽でしたが。


そして3個以上の台詞から、重複ありで3つだけ表示されるシステムだったという新事実。
…見逃す台詞が出てくるってことじゃないですか!
氷雪最初の村の魔女の末裔とか、王国地下のノーラの店とか、何か大事な情報見逃してるかも知れない……。
すごくやる気が削がれました。泣きたい。


以下が確認できた台詞です。

「この子、サビーナの匂いがする!?」
「一宿一飯の恩義により助太刀します!」
「関わらないほうが身のためよ!」
「…追っ手!?」

どうもこの家の住人ではない模様。
家主の名前が<東の国の女>ではありますが、メタリカ邸も家主は<メタリカの影>になってますし、家主というのは実際のその家の持ち主ではなく、単に制圧時に相手になる対象が書かれているようです。


サビーナ曰く全滅したはずの同郷の女性が生き残っており、何者からか逃げながらこの氷雪に辿り着き、この家で一晩泊めてもらった、と。
サビーナの匂いとは言っても腐臭がするのは皆が死んだ後であり、ここでいう<匂い>とは本来の体臭を指す筈で、そこそこ親しい仲だった可能性があります。
一方、サビーナは全滅前から皆を嫌っていたようなので、この女性が村を出た後に孤立し、その後外道が村を襲撃。村を出ていたこの女性と、サビーナだけが生き残った、って感じでしょうか。
もしかしたらこの女性は村の全滅を知らない可能性もありますかね。
あと、この女性が一家で村から出て行ったならサビーナと同年代の友達なんでしょうが、独り立ちして出て行ったのならサビーナの姉だったりするかも知れません。


存在する情報で類推できるのはこのぐらいでしょうか。
とりあえず、このニケ信仰の地にサビーナと同郷の人間が住んでいるという訳ではないようです。



□一番奥の村
・呪ウ老人「忌まわしき十三人の魔女…。その血は今なお生き続けておる…なんと口惜しいことじゃ!しかもあろうことに、生きている者すらおる…。」
ウルカと会った後だと既知情報でしかないですね。
やはりウルカ前に来るのが良さそう。



・賢キ母「あなた…あなた様は。」「それにしても、なんと御労しいお姿…。…うぅ…。」
百騎兵がどうもニケと同一視されてるようです。



・幼キ少女「妖精さん、ちょっと笑ってたの!…でも…。ちょっとだけ、寂しそうだったの…。」
「ん?もしかしてマーニィ?なんでここに?」と初回なら思えるところですね。
伝言を残していてくれることに喜び、伝言で縛ってしまったことに申し訳なさを感じているのかなぁ。



・族ノ長
「神祖たる巫女アグニ様。我らはその末裔にございます。」
「いつの日か、アナタ様に…巫女様からの伝言をお伝えするためだけに一族はこの地に留まり、営んできました。」
この土地に居る理由。


・雪ノ婆

「ついにこの日が来たのですね…。…不完全なお姿とはいえ、長い間、お待ちしておりました。…ニケ様」
「あなた様にお伝えすべき言葉。古の巫女、アグニ様から、預かっております。」
「今際の際に、アグニ様が発せられた言伝にございます。」
「どこにいても、どんな運命にも抗い、砕き、道を切り開き、必ず見つけてみせる…と。」
「アナタ様が、巫女様とお会いになったのか私にはわかりません。ですが、なにとぞこの思い、お受け取り下さいませ。」
「そして、できるならばあなた様の…。あなた様の巫女を大切になさってください…。」
「それこそが、我が一族の思い…いや、希望そのものでございます。」

全文抽出という暴挙。
ニケを蘇らせようとするアグニ、ビスコを蘇らせようとするメタリカ。沼から生まれたふたり。
猛進っぷりや、その先にあり得る世界破壊を考えもしない、などふたりはとても似ています。



・裏歴史研究家、の家
制圧時の台詞をまた調べてみました。

「魔女の伝説を知っている?」
「ウルカの仲間は13人」
「ニケを守るはイデカの村人!」
「裏切り者はアマタイア!」
「悲しみのアグニ!何処に眠る?」

最後の言葉からも、やはりここはウルカ前に来るのがいいんじゃないかな。


…ってそれどころじゃないよ!
なんだよ「裏切り者はアマタイア!」って!?この情報ってここだけじゃない!?何さらっと爆弾発言してんの!?
しかもそれがランダムな制圧台詞のみとか馬鹿なの!?死ぬの!?


…えーと…、冷静に。
「ウルカの仲間は13人」という言い回しは、ウルカの他に13人が居て、計14人だったと読めなくもないです。
その場合、アマタイア(仲間としか言われていないので魔女とは限らない。同時に魔女かも知れない)が裏切ってニケ側に付いたことを表しているかも知れませんが、勝った側の魔女と王国に、その裏切り者の名を付けるのは考えにくいのでこれはまぁないでしょう。
何がしかの止むに止まれぬ事情から裏切り、魔女側も泣く泣く同胞たるアマタイアを殺すことになったため、その名をせめて国名にと冠した可能性もありますが。
さらにその派生として、アマタイアが男性で、古13魔女の一人ドートリッシュがその妻であり、子供が居た場合。
裏切りが仕方の無いものであったなら、ニケ殺し後の王に、ドートリッシュの息子を即位。
流石に裏切り者の姓を王室で継ぐわけにはいかなかったため、ニケ殺しに多大な貢献をした母の姓を王室の姓とし、アマタイアは国名にした、とか。
この場合、ビスコ=ドートリッシュのドートリッシュが単に王室の姓で、そしてなぜ魔女の姓が王家に使われていたかを説明できます。
また、ウルカのいう「魔女が人間の男を愛せば、必ずや災いが起きるがな。」という言葉が、ドートリッシュの生き様を直接見て出てきたものだ、と言うことも出来るかも知れません。
って、まぁなんのソースもない妄想です(笑)。
せめて王家の姓がドートリッシュだと確定されていればよかったんですが。


話を戻して、ここでは普通に「ニケを守っていたイデカの村人の内の一人が裏切った。その人の名がアマタイアである。」ですかね。
この場合「ウルカの仲間は13人」というのは、ウルカ+裏切ってきた村人アマタイア+残りの古魔女12人、もしくは単にウルカも入れた古13魔女の事を指しているだけ、ですね。
そしてニケ殺し後、裏切ってきたアマタイアがその功績から王の座についた、と。


シンプルに後者でいいとは思いますが、もしドートリッシュが王家の姓だった場合は、その理由が説明できなくなります。
例えアマタイアとドートリッシュが夫婦だとしても、妻の姓を…ってあれ?でも魔女の家系は魔女の家名残してるか…ネザーランドとか…いやでも王や教皇は男だし、ハインツを養子にしてることからも嫡男が継いでいくようなシステムに見えるし…魔女の家系だけかな?
だとすると、初代アマタイアはともかく、その后がドートリッシュなら、魔女達のニケ殺しへの貢献に敬意を評して、魔女の家系システムを初回だけ適用したというのは考えられるかな。
これで内外に魔女との血縁を示しつつも、その後男系継承していける、と。
つまりアマタイア国王二世から、姓がドートリッシュになっている。
ということは<魔女の鉄槌>が成功していたら、ハインツは王家の姓を、自分のフラウゼンにしてた公算が高いですね。
魔女と王家との決別だから。
こちらもそれで内外に示せるなぁ。


…うん、また妄想だね。
王家の姓がはっきりしない以上どうしようもないや。
とりあえず裏切り者アマタイアって人が居たことだけ覚えておきましょー。