魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその19

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○終幕
今回は色々なネタばらしのくだりだから台詞を書き出すだけってのが多いです。
読んでくださってる方ごめんなさい。



▽旧市街遺跡カタコンベ
・最奥の大封印を割れるようになってる百騎兵
これも本来のチカラを取り戻してるからですねー。




▽古の封印牢
ピラー5本。


・「百騎兵のチカラを使って世界の間を移動したり…。世界の不要な破片を組み合わせ、壊して…この世界を再構築したりもした!」
言質取れました。
同化してメタリカ自身ができるようになった、ではなく、同化して百騎兵のチカラをそういう使い方ができるようになった、って感じですかね。



・「キヒヒ!ババア、実はもう大丈夫なんだ。結晶石だってもういらない!今のワタシは百騎兵…クロと一緒になっているんだ。」
これってどういう理屈なのか微妙にわかりません。
百騎兵が現世で活動するにはメタリカの魔力供給が必要なわけで、ギガカロリーはそれを示しています。
もし「百騎兵自体がマナの塊だったんだよ!」みたいな理屈だと、百騎兵からメタリカを維持する魔力が渡され、それをメタリカが百騎兵に返すことで百騎兵が動いてる、というメタリカ寄生虫扱いな状態に。
後に契約解除することで、メタリカからの魔力供給無しに動けてますが、その時もギガカロリーシステムは使われます。
…ギガカロリーって一体。



・「まったく。クロから何も聞いてないのかい?」
八章で言ってた「あんたの主人に伝えておくれ」ですね。



・「リカ、お前、この子から名前を奪ったね?」
・「と、当然だ、新たな名前を与えることが契約の礎となる。それなくしてコイツを縛ることは出来ないんだ。」
・「これじゃ、“数多世界を翔る百騎兵”もただの、魔女兵とかわらんじゃないか。」
縛らなかったらどうなってたんですかね?
あの鳥の姿がデフォルトで、べらべら喋ったりするんでしょうか(笑)。



・「沼の魔女メタリカ、己の本分を全うし、マナを使い、沼を消し去れ。すべての沼を浄化せよ。」
・「そうだね。そんなことをしたらマナは失われ、すべての魔法も失われる。そして、お前の存在も消えてなくなるね。」
・「これは、あの時…ニケをバラバラにして、沼を生み出しちまった時から始まった、ワシの使命でもあるのさ。」
・「そうじゃ。沼を浄化せねばならんからな。そうすれば、ニケはもう蘇れない。」
ウルカの目的、というか自分に課した使命。



・マーリカをさくっと戻すウルカ
メタリカも驚いてますね。ネザリアは解かなかったのか解けなかったのかはわかりませんが、少なくともネズミ化させた時のメタリカより上の実力をウルカは持っていそうです。



・「あの沼…ニブルヘンネの沼は既に、全盛期の一割にも満たないでしょう。」
メモメモ。



・マーリカの想い

「私は…リカを自由にしてあげたかった…。」
「だからアルレッキーノを使って、リカを殺そうとしたのかい?…何度も。」
「…。…その通りです。」
「リカは、私の娘、いえ妹…。…いや、友かもしれません。身寄りのない私にとっては、お師匠様と同じくらい掛け替えのない存在なのです。」
「どれだけ、憎まれようとも幼き日のリカを忘れることはありません。」

以前も触れましたが、ネザリアが「メタリカはエリクシール体」と言っているので、マーリカが知らなかったとは思えません。
そもそもアルレッキーノが死亡確認を行っているので、何度目かで気付くでしょう。
そして、沼と共に死ぬという運命から自由にするために絞殺する、というのも何だか不自然。
死ぬ理由だけが問題なの?と。
ソース無しの妄想ですら、これに対して筋道建てた説明ができないんですよねぇ。



・「魔女が一人を寂しがってどうするんだい。」
サビーナに謝れ!



・「何故、リカが小さいうちに洗脳しなかったんだい。それだけの資料は残しておいたはずだよ。」
偉そうに言ってますが、何故ウルカ自身が洗脳を行わなかったのか、そして意志有る内にマーリカと仲良くさせたのか。
マーリカに後を継がせるつもりなら、それこそマーリカに親心が芽生える前に、洗脳したメタリカを見せ、その世話を条件に弟子入りを認めれば良かったわけで。
結局ウルカはメタリカもマーリカも可愛かったんでしょう。
そして辛辣に相手することは出来ないままにマーリカに丸投げした。
状況もあったでしょうが、逃げたとも言えます。でもきっと悪人でもない。



・「それに、お前はアルレッキーノを介したその後の報告でも私にウソを言っていたってことだね?」
アルレッキーノ自身が言っていた、時々記憶が無くなってる状態の時でしょうね。
ウルカの記憶は無いでしょうが、マーリカに関してはどこまで記憶が無いか不明。



・「沼が“わずか”でもある限り、ニケは死なない。沼を霧散させる以外に、ニケを消滅させることはできないというのに…。」
・「ニケは、この世界…ミデアに食いついたままなんだ。」
・「こいつが、動き出したらこの世界の崩壊だけじゃすまないんだよ。」
メモメモ。



・「…魔女の契約に基づき契約の履行を森の魔女マーリカに要求する。」
ここでは履行請求しかしていません。
つまり、ウルカは前からマーリカに対して契約をしていたと思われます。
当然強制的に、でしょうね。汚いさすがウルカ汚い。



・「たかだか100年あまり…魔女にとっては短い時間だが、お前にとっては十分だろう…。」
短いらしいです。
これもまあメモ。



・ウルカの魔力が、メタリカの首を締め上げる!
チュートリアルの首絞めはこれの暗示…だとは思うんですが、ほんとにあのチュートリアルマップはどこの何なんでしょうね。



・「ちゃんと、飲んでいるんだろう?不死の薬…エリクシールを!おまえには、“もしも”なんてことがあってはいけないからね。ワシがアルレッキーノに届けさせたんじゃ。秘中の秘である、エリクシールの製法が書かれた書物をね。」
メモー。



・「ワタシ一人じゃないかぁ!」→「リ、リ…カ…。」→マーリカ起きる→「リカを封印の人柱になんてさせない!」→「何を甘っタレてんだい!!心を鬼にしなきゃならないことだってあるんだよ!!」→マーリカがメタリカに解呪魔法→「ごほっごほっ」→「…ごめん…な…ごめんなさい…リカ。」→「…お、おい、こら。何勝手に泣きついてる。ゲロ臭くなるだろうが。…離れろ。」→「あなたに許されなくてもかまわない!もう絶対に離さない!」→「ええい!離れろっ!!」→前蹴り
初回、しんみり読んでたのに蹴り飛ばしたとこで『ぶふっ』ってなりました。
照れ隠しだとしてもさすがにひどい(笑)。
長々と書きましたが、ウルカが非情になりきれないけど責任感からそうなろうとしてる、って描写ですね。


あぁ、あと書いた覚えがないので今書きますが、メタリカがマーリカの事をゲロというのは、例の沼団子の事が本当にショックだったからでしょう。
喜んで貰えると思って持って行ったお詫びの品を、吐かれた上に殴られたのではトラウマになっててもおかしくないですね。
長じてから理由はわかったんでしょうが、それでも子供の頃に受けた心の傷ですからねー。



・伝説とは違う1000年前の真実

ニケが突然ミデア世界に現れる。
さしたる理由はなし。ただこの世界を食い、壊そうとしていた。
魔女達はそれを阻止するために立ち上がり、ニケの居所を突き止めた。
しかし、見つけたニケは巫女アグニに心を開いていた。驚くべきことに破壊衝動を押さえ込みながら。
それでも、巫女の寿命やニケの変心を考えると倒さないわけにはいかなかった。
そしてその手段として、巫女を人質に取った。卑劣な手段を用いでもしないとニケは倒せないから。
現在にこの話が伝わっていないのは、王国が人質をとって神と戦ったなどと流布できないから。
ニケと戦った場所は現在のヤプトラーカの渓谷。
戦った魔女はキルケンビュート、ファーレンハイト、ノーラ、アラマシラ、ランダルフィン、メラノーダ、ヤプトラーカ、ネザーランド、ディディ、ヴァレンティーヌ、ドートリッシュ、ヘルゼーエン、ウルカの13人。
ミデアには元々かすかなマナがあった。だが現在ほどではない。
そのため魔女とはいえニケを倒すチカラは無く、必然的に魔力を帯びた武器での戦いが主軸だった。
手数を得るために王国にも兵を出させた。「ニケを殺せばマナが広がり今よりも豊かになる」と吹き込んで。
しかしまるで歯が立たず、神に対抗するためには、それに匹敵するだけの肉体を手に入れるしか無いという結論に。
そして仲間の一人(ウルカ以外の12人のうちの誰か)が編み出したのが外道法。
ウルカは止めたが仲間の多くはそれに手を染めた。
結果、あるものは戦い朽ち果て、あるものは正気を失った。だが、キルケンビュート、ファーレンハイト、アラマシラの3人には、ニケをこの世界におさえこむ強い信念があった。
ウルカがニケを倒し、3人は自分達の最後の意識を断ち切ると同時に、この世界の出入口をその魔力で閉じた。
その後、別世界への扉を再び開かせないために、ウルカはドクトリンを広め、外道との関わりを禁じた。

やっぱり裏切り者アマタイアについては全く触れてませんねえ。
ニケの居所を突き止めた、ってのがアマタイアの裏切りに寄るものなんでしょうけど。
あー、今思いついたけど、アグニのことが好きだったのかなアマタイア。
ニケを排除したかったから魔女に密告した、とかかなー。



メタリカが見通せない外道の居る結界内だって覗けちゃう千里眼が大得意なウルカ
アルレッキーノの報告ってほんとに必要だったのだろうか。



・ニケ殺害後

多大な犠牲を出しつつ殺したはずだったニケ。だが滅ぼしたのはその体、その形だけで、すぐに再生し始めた。
さらに朽ちたニケは、人間が扱える代物ではない、高濃度のマナを放出。碧斑病が猛威を振るう。
生き残った魔女達はニケの残骸を処理することが使命となった。
ウルカが本体を封じ、ヴァレンティーヌがニケの骨から沼を封じる装置(ピラーオブテンペランス)を作る。
ヴァレンティーヌが病におかされたのはこの時。
ウルカはピラーを使って各地の沼を封じるも、胴体の崩れ落ちたニブルヘンネはピラーで封じきれるものではなく保留に。
ニケを封印しつつ沼の研究を行っていたウルカは長期に渡る孤独な研究の末、沼で生まれ沼で生き沼を消費する生命を生み出せば沼を消しされる、と結論付ける。
魔力を込めたタネを沼に植え、経過観察するという実験を何度も繰り返し、その成功を諦めかけた頃に、マーリカがその実験を成功させる。
それこそがメタリカであった。

文脈から、ここで言ってるヴァレンティーヌは、ドルチェその人だとわかります。
あの容姿でウルカと同期!
あとはー…、ニブルヘンネにニケの胴体、っていうのは覚えてなかったところ。
ただし本体はウルカが封じていて、それがココ。
ということは、ネザリアから聞いた伝説にある「首が街3つ分飛んだ」というのは、ニブルヘンネで斬った首がこの王城地下辺りにまで飛んで来た、ってことですかね。
それが脳なのか核的なものなのかはわかりませんが。
あ、兜こそ本体、なんてのも面白いかも知れません。



・「最近は、ここらを、ちょろちょろと薄気味悪い妖精がうろついておってな。」
初回は『ドキィッ』ってなりました。
『え?マーニィ?え、あ、そういや沼の妖精だけど。え?どういうこと?』ってなって、読み進めると、



・「ワシの目を盗んでは、封印にちょっかいをかけよる。」
『んー、沼の精霊ってことはニケの眷属ってことだからかなぁ?確かにルッキーニィと同時期にいなくなったらしいけど、マーニィも裏切るのかなぁ?』ってなってました。



・「キ、キヒヒ!」
リカちゃん笑えてませんよ…泣き声じゃないですか…。



・「ババァなんて死んじまえ!」
→『リカちゃんせつないなぁ…』
→立ち絵が消える
→『あれ?ウルカと戦闘になるのかな?』
→「どらぁ!!!!!(三回目)」
→『ええええええ!?ここぉ!?しかもいつもの体当たり!?っていうかタイミングひでぇ!』
っていう感想でした。初回。
いやあ、今見てもやっぱり最悪のタイミングで割って入ってますねえ。



・「返答次第じゃ、お前でも…!」
この言い回しって、マーニィを仲間なり友達なり家族なりと思ってたってことですよね。
切ないなぁ。



・「やっとウルカちゃんが弱ってくれた。長かったわ。」
この「長かったわ」は本当に重い。
マーニィのキャラ的にも、ボイス自体もさらっと言ってるけど、だからこそ重い。



・「どう?この早業。用意周到、マーニィちゃん。すごいっ!」
この台詞にかぎらず、基本的に明るく軽快な調子なんだけど、それが軽薄には聞こえなくて何故か物悲しさすら感じる声で。
今はボクが背後設定を知っているのもあるけれど、初回も似たような感覚だったし、声優さんってすごいです。



・「私は沼の妖精マーニィよ?正真正銘、嘘偽りなどない沼の妖精…。ま、でも人間だった頃の私は“アグニ”っていうんだけど。」
さらっと述べられる真実。
初回はもう「あー…、そっか、そういうことか…。それなのにこのテンションか…そっか………好き。」ってなりました。
初めての「どらぁ!!」に始まり、声や喋り方も元々結構好きでしたが、その明るさすべてがアグニの悲憤の上に存在したと知覚した瞬間に、それはもう大好きに。



・「アグニです。」
訥々と恨みに乗せて行われる自己紹介。泣きそうになります。



・「でも、ようやくニケちゃんの封印を解くことが出来た…本当に長かった。」
約1000年に渡って、ニケを想い続け、探し続け、封印解除に挑み続け、魔女達を憎み続けてきてますからね。
途方も無いです。
ラストのあのホラー顔も仕方ない。
あれは、嘆きながら沼で溶けて死んだ時の顔でもあるんでしょうけど。



・「リカちゃんに、ニケを…いや、正確にはニケの一部を先に持って行かれたのはおどろいたわ。まさか、私があれだけ探してみつけきらなかったのに簡単にみつけてしまうなんてね…。」
百騎兵のことですね。
また、マーニィは本当に旅をしていたようです。ニケを探して。氷雪にすら辿り着いてますしねえ。
メタリカが先に見つけられたのは、クロと名付け使い魔宣言をし人参人形を渡していることで、きちんとした契約とは言えなくても縁のようなモノが出来上がっていたのかなぁと思います。



・「そうだ、エリクシールで。」「あれは、魔女の魔力を生命力に変換することで、不死性を与える薬なんじゃ。既に魔力の尽きておるワシには効果がない。」
以前マーリカも同じ事言ってますが、一応もう一度。



メタリカは、ウルカに“何か”をもらった。
とてもだいじなものです。



・「そうババアババア言うでないわ。そんなに呼ばんでもこっちは、いつまでもお前のババアじゃよ。…たのしかったぞメタリカ。」
ウルカの本音。使命感や責任感抜きの。



・ウルカの体はマナの粒子になると、あとかたもなく消滅した。
碧の蝶のエフェクト。
これは単に、魔女が死ぬ時はこういうものなのかな…?いや、でもパープルピールなんかは違ったはずだし…。
咳もしてたし、碧斑病に侵されてた可能性もあるかなあ。
ずっと沼の封印や研究に携わってたわけですしね。



・「本当はね、ニケは消滅しそうだったのよ。世界のマナが減少し過ぎていたのね。」
・「でも、あなたと、百騎兵ちゃんがピラーを壊してくれたお陰で復活出来た。」
この時マーニィに対しているのが、メタリカとマーリカの二人、っていうのは中々に示唆的です。
ニケ消滅という点に限って言えば、ウルカは正しく、手心を加えたせいでマナを減らしきれなかったマーリカのせいでニケの余命が伸び、百騎兵を得てピラー解放しまくったメタリカのせいでニケは復活に漕ぎ着けた。
復活しているはずのネザリア辺りはマーリカネズミと一緒に来ててもおかしくはないんですが、確かにこの構図には不要ですね。
ウルカの蒔いた2つの種こそが、自分達のしたことの責を取り、決着を着けるのがふさわしいでしょう。


そういえば、ネザリアは<ワタシ世界のネザリア>曰く死んだはずですがEDで確認できるのでこの時点で生き返っては居ます。でも何処で何をしてるかは不明。
また、トゥルーエンド時マーリカは死んでいたのか死ななかったのかも不明です。



・「ビスコ…ごめん。お前を蘇らせてやりたくて世界をいじったりもしたけど無理だった。」
・「ごめん。ごめんな…ビスコ。みんな。」
やっぱり、この後から封印を続けることで分岐したメタリカこそがトルーデだと言いたい。
nemukeは じろんをとなえた !! だが しょうこがたりない !!!
ぐぬぬぬぬぬ。



・「クロ、オマエとの契約は、解除する。あの日、オマエから奪った名を、今かえそう。」
・「これで、お前は自由だ。好きなところに行くんだ…。」
でもギガカロリーがあ。



・168時間後…。
丸七日。
マーリカもここで気づいた模様。
百騎兵はともかくマーリカが丸七日意識失ってるのはさすがに危険な気が。




閑話休題
長い!
覚悟はしてたけど予想以上に長いイベントでした。
記事まで長い。ごめんなさい。
古13魔女に付いて一項目設けるつもりだったけどやめておきます。
今回でそこまでやって、その20で淀み/ラスボス/EDを終わらせて、全二十回で綺麗に終わり!ってしたかったけど無理ですね(汗)。
次回は古13魔女と淀みまで、21回で終了、になるかと思います。
お時間のある方はもう少しだけお付き合いください。


 

魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその18

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○前記事のJJさんへの返信
えーと、先に百騎兵の件を。
百騎兵に関してはいいんですが、同質の存在のニケによる世界破壊とその結果、を考えると結構まずい気がしました。
ただ、沼やピラーが複数の世界に在る、というのを証明する際に使える気もするので、そのラインでの論を進めていくのもいいのかも…?


世界間影響は、ドルチェの
「ある世界に与えた影響は何かしらの形で他の世界に影響を与える。」
という台詞をどう取るか、ですかね。


ボクは双方向、もしくは(クーリュフで一つの繋がりを断ったりしても)巡り巡って影響を与える、と思っています…というか、思いたい感じ。


例えば理花からのウツシでメタリカのお腹が膨らみ、クーリュフで理花との繋がりを立った場合、一方通行だとメタリカは治っても理花は治らないことになってしまう。でもそれじゃあ悲しいんで、メタリカの<膨らんだお腹が治った>という新たに起きた出来事とその情報が、裏花たち他のリカに流れつつ、巡り巡って理花にも届く、としたいんですね。
これならクーリュフで理花―メタリカ間が切断されていても、理花までメタリカの影響が届きうる。
まあこの場合、リリーのウツシ元の人がもげちゃうんですが(笑)。
でもリリーが治さなかった場合<生えたのを放置してたら死んだ>みたいな情報が数多世界を飛び交って影響を与えるわけですし、自然に他世界に影響を与えるのではなくウツシ化してしまうようなあまり良くない手術だったと思って、涙をのんでもらいましょう。




以上、返信でした。
あー、もちろん、ボクの説が正しくてJJさんの説が間違ってるというわけではありません。この件に限らずですが。
ソースになりそうなゲーム内情報ははなるべく書き出していますが、そこからの推測は各プレイヤーの数だけあって当然ですし、そのうちどれが正しいのかは公式見解が出るなりしないとわからず、どれが間違っているのかもボクが見逃したソースだったり繋げられなかったピースだったりが出てこないとわかりません。
というか、その辺バンバン指摘していただけると凄く嬉しいです。
推測が絞られて真実(らしきもの)に近づいていけたら最高だなあと思います。






○終幕



▽練武の氷雪
ピラー4本。
タイミングはこの、ルッキーニィ後ウルカ前がベストかなぁと思います。
出てくる情報的に。
ネザリアから伝説を聞き、ルッキーニィからウルカ生存を聞き、でもウルカからは詳細を聞いてないタイミング。



□最初に着く村
・末裔の男「ここかい?ここはどこでもない世界、ミデアの最果てさ。」
・盲イタ老人「…そう、ここは捨てられた土地なんじゃよ。あの悲しき沼と同じでな。」
・魔女の末裔、の家→家宝に苔の骸布
魔女の末裔が居ていいんだろうか。




□百日パンなんかを売ってる村
・祈ル男「天に召されることを許されぬ穢れた魂を持つ、忌々しき三魔女。」
・祈ル童「巫女様の御霊がどうか、常世に戻られますように!」
・祈ル女「偉大な神に仕えし巫女の御霊が安らかに眠れるように…。その悲しい運命が浄化されるように…。」
教皇庁のニケ教になる前の、真実をしっかり伝えてるニケ信仰ですね。




□上記の村の対角線にある村
・末裔ノ女「あなたは…!?い、いや、まさかな…。何でもない、気にしないでくれ…。そんなわけはないのだから…。」
ニケを直接見てはいないであろう末裔でもわかるものなのかな?



・東の国の女、の家→「この子、サビーナの匂いがする!?」
魔女制圧時に出る台詞でこれがあるため、「東の国とニケ信仰に関係が!?」みたいな話が、以前2chスレでチラッと出たことがありますが、どうにも違和感を感じるので、ちょっと調べてみました。
ロード→氷雪に移動→村まで移動→魔女制圧→ソフトリセット、を繰り返し。超面倒。
途中で負けまくればいいと気付いてからは楽でしたが。


そして3個以上の台詞から、重複ありで3つだけ表示されるシステムだったという新事実。
…見逃す台詞が出てくるってことじゃないですか!
氷雪最初の村の魔女の末裔とか、王国地下のノーラの店とか、何か大事な情報見逃してるかも知れない……。
すごくやる気が削がれました。泣きたい。


以下が確認できた台詞です。

「この子、サビーナの匂いがする!?」
「一宿一飯の恩義により助太刀します!」
「関わらないほうが身のためよ!」
「…追っ手!?」

どうもこの家の住人ではない模様。
家主の名前が<東の国の女>ではありますが、メタリカ邸も家主は<メタリカの影>になってますし、家主というのは実際のその家の持ち主ではなく、単に制圧時に相手になる対象が書かれているようです。


サビーナ曰く全滅したはずの同郷の女性が生き残っており、何者からか逃げながらこの氷雪に辿り着き、この家で一晩泊めてもらった、と。
サビーナの匂いとは言っても腐臭がするのは皆が死んだ後であり、ここでいう<匂い>とは本来の体臭を指す筈で、そこそこ親しい仲だった可能性があります。
一方、サビーナは全滅前から皆を嫌っていたようなので、この女性が村を出た後に孤立し、その後外道が村を襲撃。村を出ていたこの女性と、サビーナだけが生き残った、って感じでしょうか。
もしかしたらこの女性は村の全滅を知らない可能性もありますかね。
あと、この女性が一家で村から出て行ったならサビーナと同年代の友達なんでしょうが、独り立ちして出て行ったのならサビーナの姉だったりするかも知れません。


存在する情報で類推できるのはこのぐらいでしょうか。
とりあえず、このニケ信仰の地にサビーナと同郷の人間が住んでいるという訳ではないようです。



□一番奥の村
・呪ウ老人「忌まわしき十三人の魔女…。その血は今なお生き続けておる…なんと口惜しいことじゃ!しかもあろうことに、生きている者すらおる…。」
ウルカと会った後だと既知情報でしかないですね。
やはりウルカ前に来るのが良さそう。



・賢キ母「あなた…あなた様は。」「それにしても、なんと御労しいお姿…。…うぅ…。」
百騎兵がどうもニケと同一視されてるようです。



・幼キ少女「妖精さん、ちょっと笑ってたの!…でも…。ちょっとだけ、寂しそうだったの…。」
「ん?もしかしてマーニィ?なんでここに?」と初回なら思えるところですね。
伝言を残していてくれることに喜び、伝言で縛ってしまったことに申し訳なさを感じているのかなぁ。



・族ノ長
「神祖たる巫女アグニ様。我らはその末裔にございます。」
「いつの日か、アナタ様に…巫女様からの伝言をお伝えするためだけに一族はこの地に留まり、営んできました。」
この土地に居る理由。


・雪ノ婆

「ついにこの日が来たのですね…。…不完全なお姿とはいえ、長い間、お待ちしておりました。…ニケ様」
「あなた様にお伝えすべき言葉。古の巫女、アグニ様から、預かっております。」
「今際の際に、アグニ様が発せられた言伝にございます。」
「どこにいても、どんな運命にも抗い、砕き、道を切り開き、必ず見つけてみせる…と。」
「アナタ様が、巫女様とお会いになったのか私にはわかりません。ですが、なにとぞこの思い、お受け取り下さいませ。」
「そして、できるならばあなた様の…。あなた様の巫女を大切になさってください…。」
「それこそが、我が一族の思い…いや、希望そのものでございます。」

全文抽出という暴挙。
ニケを蘇らせようとするアグニ、ビスコを蘇らせようとするメタリカ。沼から生まれたふたり。
猛進っぷりや、その先にあり得る世界破壊を考えもしない、などふたりはとても似ています。



・裏歴史研究家、の家
制圧時の台詞をまた調べてみました。

「魔女の伝説を知っている?」
「ウルカの仲間は13人」
「ニケを守るはイデカの村人!」
「裏切り者はアマタイア!」
「悲しみのアグニ!何処に眠る?」

最後の言葉からも、やはりここはウルカ前に来るのがいいんじゃないかな。


…ってそれどころじゃないよ!
なんだよ「裏切り者はアマタイア!」って!?この情報ってここだけじゃない!?何さらっと爆弾発言してんの!?
しかもそれがランダムな制圧台詞のみとか馬鹿なの!?死ぬの!?


…えーと…、冷静に。
「ウルカの仲間は13人」という言い回しは、ウルカの他に13人が居て、計14人だったと読めなくもないです。
その場合、アマタイア(仲間としか言われていないので魔女とは限らない。同時に魔女かも知れない)が裏切ってニケ側に付いたことを表しているかも知れませんが、勝った側の魔女と王国に、その裏切り者の名を付けるのは考えにくいのでこれはまぁないでしょう。
何がしかの止むに止まれぬ事情から裏切り、魔女側も泣く泣く同胞たるアマタイアを殺すことになったため、その名をせめて国名にと冠した可能性もありますが。
さらにその派生として、アマタイアが男性で、古13魔女の一人ドートリッシュがその妻であり、子供が居た場合。
裏切りが仕方の無いものであったなら、ニケ殺し後の王に、ドートリッシュの息子を即位。
流石に裏切り者の姓を王室で継ぐわけにはいかなかったため、ニケ殺しに多大な貢献をした母の姓を王室の姓とし、アマタイアは国名にした、とか。
この場合、ビスコ=ドートリッシュのドートリッシュが単に王室の姓で、そしてなぜ魔女の姓が王家に使われていたかを説明できます。
また、ウルカのいう「魔女が人間の男を愛せば、必ずや災いが起きるがな。」という言葉が、ドートリッシュの生き様を直接見て出てきたものだ、と言うことも出来るかも知れません。
って、まぁなんのソースもない妄想です(笑)。
せめて王家の姓がドートリッシュだと確定されていればよかったんですが。


話を戻して、ここでは普通に「ニケを守っていたイデカの村人の内の一人が裏切った。その人の名がアマタイアである。」ですかね。
この場合「ウルカの仲間は13人」というのは、ウルカ+裏切ってきた村人アマタイア+残りの古魔女12人、もしくは単にウルカも入れた古13魔女の事を指しているだけ、ですね。
そしてニケ殺し後、裏切ってきたアマタイアがその功績から王の座についた、と。


シンプルに後者でいいとは思いますが、もしドートリッシュが王家の姓だった場合は、その理由が説明できなくなります。
例えアマタイアとドートリッシュが夫婦だとしても、妻の姓を…ってあれ?でも魔女の家系は魔女の家名残してるか…ネザーランドとか…いやでも王や教皇は男だし、ハインツを養子にしてることからも嫡男が継いでいくようなシステムに見えるし…魔女の家系だけかな?
だとすると、初代アマタイアはともかく、その后がドートリッシュなら、魔女達のニケ殺しへの貢献に敬意を評して、魔女の家系システムを初回だけ適用したというのは考えられるかな。
これで内外に魔女との血縁を示しつつも、その後男系継承していける、と。
つまりアマタイア国王二世から、姓がドートリッシュになっている。
ということは<魔女の鉄槌>が成功していたら、ハインツは王家の姓を、自分のフラウゼンにしてた公算が高いですね。
魔女と王家との決別だから。
こちらもそれで内外に示せるなぁ。


…うん、また妄想だね。
王家の姓がはっきりしない以上どうしようもないや。
とりあえず裏切り者アマタイアって人が居たことだけ覚えておきましょー。



 

魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその17

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○終幕


メタリカ
・「も、戻ってきた?」
百騎兵の変身って、おそらくネザリアのひずみで言われて自覚したから出来るようになったんですが、そんなこと予定できないだろうしメタリカは元々どうやって戻るつもりだったんでしょう?


・「懐かしの我が故郷に」
ゲームだと数時間ですが、メタリカは百騎兵でも聞けば驚くほどの時間を、思索とワタシ世界構築に掛けてるんですよね。
数百年単位だったりするのかも。



・瑞々しい街灯樹「異世界ってどんな感じだったのかしら」
まーた違う単語使う…。
ワタシ世界=狭間の世界=仮初の世界=異世界≠別世界、ってこと?
さらに平行世界だのなんだのがこれのどことイコールで結ばれたり結ばれなかったりするのかうーがあーーー(壊)。



・若い街灯樹「神殺しに加わったのは、ウルカを含めた13人の魔女なんだとよ。」
古13魔女の考察は骸布13種と絡めてやる予定。




▽城門橋
・「あらゆる出来事が、時間や事実とともにないまぜになっている…。」
ないまぜって…因果関係を筋道立てては考えられませんよ、ってことですよね。
これはひどい説明放棄。



・「それにしても、色々と面白いことをなされますね。これは、魔女様のチカラですか?それとも百騎兵さん?」
・「そんなことはどうでもいい。」
どうでもよくないです(汗)。
数多世界を翔ることのできる百騎兵との同化によって、世界間移動も欠片を集めてのワタシ世界構築も出来るようになったってことですかね。



・生き返っていないビスコ
ついでに犬化も解けていません。
ベルダは淀みでジャックと共に出てくるので、ハインツに対する感情がひずみ解放で多少ヤんでない方向に向かったって感じでしょうか。ジャックも多少眼中に入ってきたとかで。
でもビスコは憎くて犬化はしたまま、と。
もしくは以前考察した<計画>の一環で、ベルダ個人の嫉妬ではなく計画に関する形で結局ビスコは呪いを掛けられたとか。
さらにもしくは、解呪薬が効かない辺りからも、そもそもビスコの運命なり他世界影響なりで、ベルダの呪いは全く関係なく犬化する理由があるのかもしれません。


ルッキーニィに関しては、あの時点で多少ゆがみ解消されたとしても、その後も星読みするたびに世界滅亡を見て絶望に向かうので焼け石に水だったのかも。
それでも虐殺を行うほどまでにはなっておらず、城の兵士たちを殺すとこまで行かなかったとか。
ただ、ビスコが死ぬのってヒルダのことに連動してのことだし、もしかしたらヒルダは…。
淀みで出てきたか覚えてないんで、出てきたらセーフってことで。



・「なんか…、魔女様少し変わりました?」→星読み→「未来はやっぱり、何も変わっていないや」
・百騎兵と同化したメタリカは星読み出来ない
トゥルーエンドを考えるに、「メタリカは余命100日の予知を覆せない」とルッキーニィはメタリカに見切りを付けたんだと思います。
何度予知してもそれが変わらなかったのでしょう。
ところが予知できない百騎兵が、メタリカの知らないところで外道魔女を倒して本来のチカラを取り戻していた。百騎兵を星読みできないルッキーニィはそれに気づけない。
その結果として余命を超えたバッドエンドルートに入った。
変わらなかった予知が覆されてルッキーニィは期待したでしょうね。
だから覗いていたんでしょう。
でも予知しても世界崩壊の未来は変わっていない。
ただし、メタリカの動向は多世界を観る力で観れたけれど、メタリカ自身を星読みすることはできなくなっていた、と。
そしてワタシ世界終了後のこのタイミングでまた星読みしてみた、と。



・星読みできなくなったメタリカ
さて、なぜ出来なくなったのか。
星読みできない百騎兵とひとつになったから、で納得してしまいそうになりますが、ちょっと考えてみましょう。


そもそも星読みの仕組みが、リューベンス曰く「よく似た世界であれば、似たようなことが起こるから、占いや予知に用いる人もいる。」です。
つまり時間軸が少し進んでいるよく似た世界を覗いて知るわけです。
例えばボクの明日を星読みするには、現実世界より1日分時間の進んでいる他世界のボクを覗くことになります。


こういうシステムのため、他世界に同一存在がいない百騎兵を星読みすることは出来ません。
でもメタリカは、メタリカ自身が百騎兵と同化したとはいえ、他世界に百騎兵と同化していないリカがたくさん居るはずなのです。
ならば星読みが出来てもおかしくない。
それなのに実際出来ないようなんですね。さて、これは何故か。

メタリカが百騎兵と同化して読めなくなったら、ウツシのように他世界リカ達にもそれが伝播して全員読めなくなるよ説

つまり全ての世界のリカが星読みで観えない存在になった。
まあわかりやすいです。
ただしなんのソースもありませんが。

百騎兵と同化したメタリカは余命を超えたけど、百騎兵の居ない他世界リカは全員そのタイミングで死ぬから、余命より過去の時間軸の世界はともかく、余命より先の時間軸の世界にリカは居なくなるのでもうリカ達の未来は観えないよ説

ビスコや夜会の魔女達が生きている<ワタシ世界>は過去の時間軸と思われます。だから<ワタシ世界のリカ>もまだ居た、と。
ただ、これだと理花の余命の件が引っかかってきます。
ですが、これもちょっと思うところがあって。
記事を書いた時ボクはあれを「トゥルーエンドの余命を超えたから理花も余命を超えた」と見ました。
イベントが挿入されたタイミング的にも、バッドエンドルートに入ってからでしたし。
でも、今見たようにワタシ世界は過去の時間軸です。
さらに2chで言われている<メタリカのウツシは理花の癌から説>を信じるなら、この理花イベントでの余命とは、メタリカがウツシを治したからお腹が引っ込み余命が伸びたっていう話だった可能性があります。
つまりバッドエンドルートとは関係がない。
逆にバッドエンドルートと関係があるのなら、バッドエンドルート突入直後ワタシ世界到達前に裏花イベントのように挟む方が、「トゥルーエンドの余命を超えたから他世界の死にかけてたリカも助かりましたよ」と伝わりやすい筈です。
過去軸のワタシ世界、しかも百騎兵が漂着してもない。
なのに何故か観えてしまった。
学園世界の時のように別世界に入ってしまったのではなく、ワタシ世界構築の際に混ざった他世界の過去の情景の欠片だったのではないかと。
なので理花イベントはトゥルーエンド絡みではなくウツシ絡み、とした方が座りがいい気がします。
だから理花もトゥルーエンド余命では死んでてもおかしくない。
なんてひどい結論。
というかこの説がそもそもひどいんですが。
まあこっちも他世界リカ達が死んだ描写がある訳でもなし、ソースが無いのに変わりありません。

追記
この記事の下の方で、ルッキーニィは余命を超えたリカを観ていました。
なのでこの説は破綻してます。てへ。

星読みするには、ウツシやクーリュフのくだりで触れられてた“繋がり”が必要なんだよ説

他世界の誰かを覗くって簡単に言うけれど、、そんなに簡単に他世界の誰かを見つけられるのか?っていう疑問があります。
これを解決するのに、<“繋がり”を辿って見つける>という方法を持ち出すことも可能かと思います。
例えば、ボクを星読みする場合、まずボクから出る繋がりを観てそれを辿りつつ他世界のボクを見つける訳ですね。
この方法の場合だと、他世界リカは存在はするけど、メタリカ自身を観れなくなったので星読みが出来ない、という論法になります。
ただ、他世界リカが存在するなら、メタリカから辿る方法を取らずに、他世界を覗いて根気よく他世界リカを探し、見つけたらその他世界リカから繋がりを辿れば、たくさんのリカを見つけられそうですから、時間はかかるけど星読みできちゃいそう。

上記と同じように“繋がり”が必要なんだけど、百騎兵と同化することでメタリカは他のリカ達との繋がりが切れちゃったよ説

同一存在ではなくなった説ですね。
上記と違って、繋がりが見えなくなっただけではなく、メタリカ一人が完全に多数のリカ達の輪から逸脱した存在になってしまった状態です。
この場合、他世界リカから星読みしてそれが出来たとしても、繋がりがないメタリカにはなんの関係も無くなってるわけです。
百騎兵やニケと似たような存在になったと言えます。こうなる前に派生していた他世界リカ達が居る、ってあたりは違いますが。
この状態はいいことづくめに見えますが、繋がりが無くなった場合、もしメタリカが幸せに長生きしたとしても、その影響が他世界リカ達には行かないということでもあります。
メタリカがハッピーエンドであっても、理花は病院で寂しく死ぬかも知れません。
まあ、そもそも一つ上の説含め、<星読みには繋がりが必要>という前提になんのソースもありません。

結局どうなのさ

証拠が足りないからわかりません!!!無駄だ!無駄だったんだ!!
あ、理花の病気の余命については、上記のがいいかなーとは思います。
そういえば、死が他世界に伝播するのかどうかですが、ルッキーニィが隣のお爺さんの死やメタリカの余命を星読みできているので、死ぬタイミングというのは少なくとも似た世界なら共通で訪れるようです。
似た世界に絞るのは、そうでないと困る事があって、ニケが世界を滅ぼした場合に、全ての数多世界が一緒に滅んでしまうから。
まあ<似た世界>がどこまで似てればセーフでどこからはアウトなのかハッキリしませんけど。
やっぱりどうにも情報不足ですね。



・見えないピラーを割れるようになってる百騎兵
これに関しては本来のチカラを取り戻してるから、でいいですかね。
メタリカと同化してるのでピラーの気配がある位置が正確にわかる、ってのもあるかも。



・ルッキーニィが観たトトペペ死後のメタリカ
100日の無駄な祈りの後、沼に戻ってひきこもり生活。
トゥルーエンド後はもう読めないはずなので、トゥルーエンド前に読んだ時はこうだった、って程度の話でしょうか。
でも、同化によって見れなくなってる時期のメタリカを予知することはできてた、ってことはその後の世界崩壊しない未来まで観れてたっておかしくはないと思うんですけど…。
この辺りもどうもはっきりしないですね。
自分自身の未来は占えないと仮定すると、後でメタリカにウルカの事を自分が教える可能性は予知できてなかったと言えますが。
自分の行動が無駄な努力になるかどうかは予知できず、やってみてから改めて星読みしてみるってやり方だった訳だし、そういうことなのかも知れません。


あともう一つのツッコミとして、<星読みとは似た世界では似たことが起きるからそれを観ること>な訳ですが、ルッキーニィはビスコが死んでそれを蘇らそうとしてできずに沼に戻ったリカを、似た世界で見てきたわけですよね?
似た世界とはいえニケが居ないのにほんとにそんな流れになるの?っていうのがずっと疑問で。
予知な以上、メタリカよりは先行してる時間軸のはずで、百騎兵も居ないんだから、ルッキーニィと戦って生き延びてワタシ世界行ってビスコ蘇生失敗してもっかいルッキーニィと戦ってひきこもって、ってどうやってなるんだろうと。
ルッキーニィが「この流れも見てきた」って言うからには、<似た流れ>というより<ほぼ同じ流れ>が見えてたはずですし。


この辺シナリオライターの人はほんとにちゃんと解説できるんだろうか。
世界モデルと、それを踏まえた星読みやウツシのシステム、そしてニケと百騎兵とピラーと沼と融合したメタリカの扱い、この辺りきっちり解説して欲しいなぁ。


というか、ニケ&百騎兵の特性と、各世界間が影響を与え合っているっていう世界法則は、星読みを完全に破綻させてる気がしないでもないです。
例えばルッキーニィが母の死をA世界で知って、ミデア世界でそれを回避した場合、その影響を受けたB世界でも母は死なないんだろうけれど、A世界やミデアより先に影響を受けていた他世界ですでに死んでいた母は、ミデア世界からの影響を受けてどうなるの?とか。
予知に使える程度にA世界の時間軸は先行しているから、死んでしばらくしてから蘇る?
や、違うか。ミデアから来るのは言ってしまえば過去からの情報だから、A世界でも死んだ事実自体がなくなるのか。
となると、大元のルッキーニィはA世界で母の死を知ることもなくなるんじゃ?


……ほらやっぱりよくわからないじゃないか(憤怒)。


実はルッキーニィが完璧な予知と思い込んでるだけで、世界法則からしたら「予知wwwwwねーよバカwwwww」なんじゃないのかって気がしてきました(笑)。



・「もう、どっちでもいいんですよ、ボクは。」
世界破壊が避けられないから諦めてるんですが、どっちでもいいって言い出したのって霧の衣をかぶって城に忍び込んだ時からなんですよね。
やっぱりあの時点でもうメタリカ達に見切りを付けてたんじゃないかなぁと思います。



・「ボクがどれだけ未来を変えようと努力してきたと思ってるんですか!?」
・「その上で、すべて無駄だったんですよ!?もう、この未来に従うしかないじゃないですか!!」
世界を救う努力、って言ってたら同情できたんですけどね。
身近な人を救う努力とか。
でも村人鏖殺の時点で、救う努力じゃなく未来を変えたいだけの努力に堕してます。
だから嫌いなんですよルッキーニィ。



・「いつものように」
トトペペにトドメをさした時も言ってましたが、ルッキーニィがメタリカにこう言うのは、ミトンを救えず殺したことに対するあてつけみたいなものだったりするのかな。
そういう怒りみたいなものが、まだ微かにでも残ってるならいいなぁ…。



・「大魔女ウルカの居場所です。」
これを告げるという行動が、本当に世界を救う鍵だったのかも知れません。
このあと星読み頑張ってたら、崩壊してない未来も観えたかも。
でも…(以下に続く)



・「もしボクが星読みじゃなかったら」
・「さあな。そんなこと、やってみなくちゃわからんだろう?」
これと、見逃されたこと、「世界が滅ぶとかしるか。ビスコを助けようとしてるだけだ」という台詞から、これ以降ルッキーニィは星読みをやめたんじゃないかなぁと思います。
どっちでもいい、と投げることも。
予知なんかせずにやれることをやって生きていこう、と。


まぁボクの願望が多分に入ってますけど(苦笑)。



 

魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその16

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○第五幕第十二章
同一章で記事4つ目。十二章はこの記事で終了。
分けすぎかとも思うけど、各イベントそれぞれに考えることが多すぎなので、テーマがあまりアチコチ飛ばない程度にしてきた次第です。
同様の理由で終幕も4つぐらいの記事になる…はず。




▽ルッキーニィのひずみ
イベント開始前にカルマを下げて村人の会話をチェック…と思ったら、嘆願書に「カルマを下げる」の項目がない。
し、失敗した……。
セントドルチェや城下町では目新しいものが聞けなかったし、ここも大丈夫だとは思うけど…ぐぬぬ



□一回目
才能開花してはしゃぐルッキーニィ。



□二回目

隣のお爺さんの死を予知してしまい、未来予知がいいことずくめじゃないと知る
→自分の星読みが他人のとは違うと知り、気味悪がられないように人には言わないようになる
→未来を知ることにより先に行動できることに希望を見出し、この力には意味があるはずだと信じ、役立つことに使いたいと考える
→世界滅亡を予知してしまう
→仲間たちに知らせるも誰にも信じてもらえず
→唯一信じてくれた父(トトペペ)は、そのチカラを使って王になることを望む
→が、ルッキーニィはそんなことのためのチカラではないと否定的
→母が井戸に落ちる未来を変えたりと、運命は変えることが出来ると確信
→自分がなんとかするしか無いと決意
→何百回観ても何をしても変わらない滅亡の未来
→滅亡回避が可能なチカラを持った人に出会わなければと考え、その対象を魔女に定める
→魔女について勉強

この時点でトトペペはすでに王位を狙っていた模様。でもルッキーニィとしてはそんな気はない、と。
この頃トトペペはまだ村に居たのか、それともすでに下男で城下に住んでいる所に、ルッキーニィが何度か訪ねていってたのかはハッキリしません。
ルッキーニィもまだこの時点では滅亡回避がメインで、運命変遷自体に拘ってる感じじゃありませんね。



□三回目
魔女に会っても変わらない滅亡の未来に疲れ気味。


・「…嫌だな。父さんも母さんも、近所の人も、皆死んじゃうのか…。」
世界を救うためには犠牲もやむなし、みたいな考えはまだありません。
身近に居る大事な人達を救うために世界を守りたかったのに、いつしか世界破滅を防ぐことが目的となり、更には予知を覆すことだけが目的となった。そして最後は誰かが覆してくれることを期待するだけに。
最終的には、完全に自分でなんとかすることを諦めた感があります。



・台詞群抜き出し

「なんでこんな未来観せるんだ!!」
「全部、全部!ムダだった!ムダだったんだ…!!」
「いや、今、少し…。少しだけ破滅の未来が揺らいだ。」
「だれだ?沼の魔女…?知らない、いや!知っている!!」
「父さんの、未来をかえるときに出てきた魔女だ!この人が、鍵なの?」
「やった…やったぞ!!もしかしたら、できるかもしれない!救えるかもしれない!!」
「何万回も観て、初めて感じた、世界破滅に対する影響力!!」
「やったぞ!!未来は変えられる!ボクのやってきたことは、無駄じゃなかったんだ!」

この時点ですでに、自分の行動は無駄だったかどうか、に主眼が移りかけてます。
その証拠にここで編纂者が登場。つまりひずみが顕現した訳ですね。
ひずみが発生するだけのゆがみがルッキーニィに発生したと思えるからです。



前記事本文でひずみの発生条件について触れましたが、その記事のボクの考察よりも、前記事に頂いたJJさんのコメントでの考察の方が的を射ていると思いましたので、以降JJさんの説を前提に、
<狭間と繋がりの強い人間が精神に強いゆがみ(歪み)を抱えた時にひずみ(歪)が発生する>
<そのひずみを解放することで、ゆがみ自体も解消する>
<※ゆがみという単語はゲーム内のものではない>
が、前記事での結論として、考察を進めることにします。
JJさん、ありがとうございます。


・「いや、今、少し…。少しだけ破滅の未来が揺らいだ。」
上にも入れましたがもう一度抽出。
これって百騎兵が召喚された瞬間、ゆらいだのかなぁと。
メタリカ自身が可能性だというなら、100年近く前から存在していたわけだし、とっくにどこかの予知に引っかかっててもおかしくない。
それがこのタイミングで突然揺らいだということは、それまでのメタリカに無かったもの、しかも手に入れると予知できなかったものが突然出現して、予知先の選択肢が広がったってことかなと思います。



・「父さんの、未来をかえるときに出てきた魔女だ!この人が、鍵なの?」
こちらも上にも入れましたがもう一度。
トトペペに起こるはずだった事件がどんなもので、いつのことなのかわからないのでなんとも言えません。
例えば上記で触れたトトペペの所在がまだ村で、(例えば一生を村で終えるという)未来を変えるために城勤めになれるタイミングや会うべき人を予知したとすれば、その延長線上にビスコの下男になること、そのお供で沼に行きメタリカに出会うであろうこと、までを予知したのかもしれません。
そこまで迂遠でなくとも、ビスコのお供で死ぬ未来が見えていて、その回避のために元々向かう予定だった森を避けて沼方面に向かえば死なないで済む、なんかであっても同じ結末になりますね。




▽ネザリアのひずみ
・ワタシ世界でもミデア世界でもない世界
それがどこかはともかく、ネザリアも星読みのように他世界を覗ける模様。
リューベンスの言ってた<極稀に生まれる人>ですね。



・ニケ
「世界から世界へ渡り歩き、無限に広がる、可能性を閉ざす者。」
「過剰に広がり続ける平行世界を抑制する者。」
「神というより、数多世界の外側に住まう者というべき存在。」
メモメモ。



・「あなたの世界で私がやろうとしたことを、あなたに託したい。」
・「ニケを滅ぼすのよ。」
そのために調査したりしていた訳ですね。



・「ニケに挑む前に力尽きてしまったみたい。」
メタリカ救出時には生きていて、その後王宮との和解をしようとしていたところだった筈なので、トトペペかルッキーニィにやられたと考えるのが自然でしょうか。
ウルカに辿り着く前にダンジョンで死んだ可能性もありますけど(汗)。
まぁネザリア家には1000年前の真実がちゃんと伝えられていたようですし、一人でニケに突っ込むような真似はしないでしょう。
調査が終わったら、夜会やドルチェに話を通すぐらいはしたと思われます。



・ココの編纂者というかひずみ
なぜ発生したのかもうひとつハッキリしません。
なぜこの場所だったのかも。
戦ったのは実力の確認でしょうけど…うーん。
実は大好きなマーリカをボコられたメタリカにちょっと腹が立ってたから、この場所で鬱憤を晴らしたかったとかだと萌えます。



・トルーデ登場
・「当たり前だ、お前と違ってワタシは何事でも、最後までやりぬくんだ。」
だから何を聞いたのさ…。



ビスコのひずみ
・トルーデが、小声で呪文を唱えると、ビスコはその場に倒れた
魔法耐性ェ…。
そして、トルーデの顔を知らず、でも半獣化はしているため、以前ボクが予想してた「トルーデのおかげで獣化が中途半端になったかも?」は違う可能性が高くなりました。
まあ、ウツシのように「他世界の影響でこのワタシ世界でも半獣化してる」だと、ミデア世界で誰の手が入ってようが関係なくなっちゃいますけど。
平行世界ものは色々自由にできすぎで困りますね…。



・「あなたは、今、この世界のビスコール様を切り捨てるの。」
平行世界ものでチラホラ見られる問題点ですね。
ドラえもんのび太の魔界大冒険>で触れられていたのが、ボクの一番古い記憶。
ソチラでは何とかしてましたが、メタリカは滅びる世界だからいいじゃん、って済ませ方。



・「ワタシはただ覚えておいて欲しいだけ。世界をいじったくらいで、人の命は蘇らない。」
経験者は語る、ってやつに見えます。



・「そもそも、何故むこうの世界にお前はいた?」
・「私は、向こうの世界“ミデア”にいたわけではありません…。」
・「もちろん“ここ”でも“ミデア”にもいません。」
・「もっと、別の世界から投影された幻影なのです。」
・「ふん、意味がわからんな。」
メタリカがトルーデに対して言った「敗残兵」などの台詞から、トルーデの事情をある程度聞き知っていたと思われます。
その上で「何故ミデアに居た?」と聞くからには、ミデア世界の人間ではないことは知っている様子。
でもミデアで出会った当初、そんな素振りは全くありません。
つまり、ワタシ世界に来てから、トルーデがミデア世界人ではないと知ったわけです。
いつ知ったのかといえば、おそらく百騎兵が寝ている間。
「聞いたらお前でも驚く」とメタリカに言わせる程の時間を寝てましたからね。


で、百騎兵が寝てる間に話した、というと、メタリカが話をし腑抜けと断じた<ワタシ世界のリカ>が思い浮かぶため、トルーデをこの<ワタシ世界のリカ>だとする予想があるようです。
その場合、ワタシ世界でメタリカと会話した後、別時間(過去)の別世界に飛び、そこから現在時間に追いつくまで待って、幻影をミデア世界に投影、その後ワタシ世界に投影、となります。(「もちろん“ここ”でも“ミデア”にもいません。」との発言より)


ただ、この予想だと問題が二つあって、ひとつは<ワタシ世界のリカ>が百騎兵無しの生身で時空間世界間を超えた点。
ついでに飛んだ先に元から居た筈のリカの扱い。
もうひとつは、メタリカから「敗残兵」などと卑下されるような何かが起こっていない点です。
なんせ<ワタシ世界のビスコ>はちゃんと生きている。


飛んだ先で何かがあって、それをメタリカが聞いた可能性もありますが、その場合、元から居た<ワタシ世界のリカ>と話し、さらに<トルーデと名乗っている元ワタシ世界のリカ>の飛んだ先での話も聞いたことになります。
あり得ないとは言いませんが、もしメタリカがそういう聞き方をしていたなら、「意味がわからんな」にはならないんじゃないかなと思います。
以上からボクとしてはトルーデ=<ワタシ世界のリカ>説には懐疑的。



・「お前はワタシなんだろう?」
トルーデがリカである、とここで正式に明かされます。
色々トルーデから聞いてて悪く言ってるのにその内容は明かさないし、ここにきてやっと「お前はワタシなんだろ?」って確認する以上、その悪く言ってたことの内容は、聞いた瞬間に「こいつワタシだろ!」って断定できるものでもなさそうです。
精々「こいつワタシじゃね?」って程度だったとしか思えません。
ビスコの名前は出さずに「かつて人間の蘇生に失敗し諦めたことがある」程度の話をしていたのかなぁと思います。



・じゃあトルーデって誰さ
前記事の最後で触れましたが、余命を乗り越え、齢を重ねることのできたリカと考えられます。
トトペペ戦を乗り越え余命100日を覆したとはいえ、もしこの先メタリカがニケに殺されるなら、その時点で理花や裏花や他のリカ達も死ぬのでしょう。劇中に出た世界法則を考えると。
でもトルーデはもっと上の年齢です。
では、ニケを倒したバッドエンド後のメタリカ自身が過去に投影を行ってたり、バッドエンド後に分岐した平行世界からミデア世界に投影を行ったりしてトルーデと名乗っているのでしょうか?


実はこれも考え辛い。
魔女たちはワープを行う時に、それぞれ得意魔法のエフェクトが出ます。ヴァレンティーヌの花びらなんかは見覚えあるんじゃないでしょうか?
メタリカ(と百騎兵)は碧の蝶。
トルーデも全く同じエフェクトなんですが、これってバッドエンド後だとおかしいんです。
先走ってしまいますがバッドエンド後のメタリカは、少なくとも沼に頼った魔法を使える体でも状況でもありません。
ところがトルーデは投影魔法を使い、そのワープには沼のエフェクトが出る。
つまり、トルーデは沼魔法が使える状態のまま、余命(トゥルーエンド)を超え年齢を重ねることができたリカだと思われるのです。


さて、果たしてそんなリカが居るのか。
一部のことに目を瞑れば、居ますね。
バッドエンドを一度クリアしてる方ならお気づきでしょうが、終幕でウルカの後を継いだ場合のリカならその条件を満たし得ます。
ビスコの復活を諦めたという点でも。
トトペペ戦終了時のトルーデは、トゥルーエンドなら「この平行世界ではなかった」と為すこと無く姿を消し、バッドエンドルートならメタリカ達を追う。
また、百騎兵やメタリカをナビできる程、更にはそのペースに口を挟める程、ワタシ世界の目的や内容を知悉していたのは、一度経験していたからと考えると違和感も無い。


ただ、目を瞑った点が問題で、それは数多世界にひとつしか存在しないという百騎兵やニケの扱いです。
ワタシ世界を見ると、マーニィは居ないけれど沼もあってピラーもある。
ニケが居ないからマーニィが居ないんだとすると、沼とピラーも在るとおかしいんですよね。
なのに在る。
ワタシ世界は破片を集めて再構成された訳ですが、何故かその破片の中に沼やピラーは在ったようです。


この辺りがどうにもはっきりしなくって、

ウルカからの要請にNOと答えると本編バッドエンドルートのメタリカ世界
そこでYESと答えることで発生した平行世界がトルーデの世界

だとか

百騎兵が扉を破りに来たら本編バッドエンドルートのメタリカ世界
百騎兵がそもそも居ないかノーマルエンド時のように来なかったらトルーデの世界

みたいな、分岐の仕方ないし平行世界発生だとすっきりするんですが、そもそもニケと百騎兵のどちらが欠けても、メタリカと同じバッドエンドルートにならないわけで、その辺りの世界法則がはっきりと明かされないことにはお手上げするしかない気もしています。


個人的には裏花達の学園世界みたいな別世界にはニケも百騎兵も居ないけど、ミデア世界から直接派生分派した平行世界は数多世界に含まず、ニケや百騎兵の同一存在が居得る、とかだと助かるんですが…。
わかりにくいですね(汗)。
んーと、図にすると

数多世界というグループ

ミデア世界:ニケと百騎兵が居る

トルーデ世界:派生元にニケと百騎兵が居るから、ここに居る可能性もある

他の世界:派生元にニケと百騎兵が居るから、ここに居る可能性もある

学園世界:ニケと百騎兵が居ない

学園から派生:派生元に居ないから居ない

理花世界:ニケと百騎兵が居ない

理花世界から派生:派生元に居ないから居ない

ほにゃらら世界:ニケと百騎兵が居ない

ほにゃらら世界から派生:派生元に居ないから居ない

…まだわかりにくいですね…ま、まぁいいか。
これが通るのなら、トルーデが助力しに来た動機として、「この世界の沼はもうすぐ浄化が終わり、わたしももうすぐ消える。その前にせめて、この世界で救えなかったビスコを他の世界では救いたい。」と考えたんじゃないか、とか言えるんです…が…ん?


…今思いついたんですが、トルーデの人生こそが先にあって、ビスコの件を悔やんでたからこそ、自分の過去に干渉し、そのトルーデの人生をなぞってはいるけど未来のトルーデの手が入ってるやり直し人生こそが、ゲーム本編のメタリカの人生だとしたら…?
あー、でも「ミデアにいない」って言ってるからには違うか…。扉のトコだとしてもニケが居る以上ミデア世界のはずですもんね。
ダメかぁ…ぬぬぬ。


ただ、メタリカも「リカ、いやメタリカと名乗らないのか?」って聞いてるということは、他世界のリカのような存在とは違って、トルーデはまさに自分自身と考えているんじゃないかとも思えるし…。
んー、トルーデに関しては、世界法則がもっとはっきりしないとなんとも言えません!と投げておきます。ごめんなさい(汗)。



・「もう、二度とあなたに会うことはないでしょう。」
トルーデと同じ道を辿るか、それとも別の道を行くのかという選択がこの先に待ってるので、ここからはメタリカに任せようとしたってことだと思います。


…と、わたしのトルーデ論なら言えるんですが(苦笑)。
そうじゃない場合、ここでトルーデが手を引く意味はちょっと思い付きません。
最後まで助力しても問題ない気がしますけど…ね。

   

  

魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその15

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○第五幕第十二章
同一章で記事3つ目。
十二章は長い上に情報量多すぎです…。



▽リリーのひずみ
作中屈指のお笑いイベント。


・「空間そのものがずれているな。こちらからは干渉できんか…。」
…やっぱりその場しのぎじゃ?(汗)
過去の追体験がどうこうじゃなく、単に見てるだけのイベントの言い訳でしか無いという。
ちょっとひどいですよねぇ…これ…。
前記事コメントに書きましたが、このイベントが起きているのが、過去なのか現在なのか未来なのかはわかりません。



・「おったまげた!!おっ(、)“たま”だべ!」
(、)は表記はないけど、ボイスでは区切って読んでいたためです。
つまり、玉を発見したようです(苦笑)。
そうか、そっちもちゃんとあったのか…。



・「以前ここに来た、モタリカって〜」
モタリカは、当時ナハブがそういう間違え方してて、メタリカ本人。そのまま覚えちゃったみたいだけど。
似た名前の別人とか別世界のメタリカではないです。
たぶん。
「呼び間違えまで伏線で実は〜」とか言い出されるならもうお手上げするしか無い。



・リリーのマーリカへの接近禁止が夜会の議題に掛けられ可決。10m以内に接近しないように決められる。
これを聞いてると、結構仲良く楽しくバカやってたのかなぁと微笑ましく思えます。
メタリカへの意地悪がひどすぎて、どうにも印象悪いですけど。



・「クーリュフで、狭間との繋がりを断ち切らなきゃなおらねんだ」
別世界=狭間と読む場合、「別世界と繋がってる糸電話の糸を切る」って感じ。
「世界と世界との間にある隙間が狭間」という世界モデルの場合だと、「狭間という中継局を通って別世界と繋がってる直通電話がお互いあって、その電話のウチの方と中継局までの電話線を切る」って感じ。
うん、わかりにくいね。
どっちとも取れて、狭間ってのが結局どこを指すのかハッキリしないねってだけの話です。すいません。



・「ボクのそそり立つブロッケントゥルムを…き、切るだと!!」
・リリーのブロッケントゥルムが、言葉でもわかるのか怯える反応(を)した!(脱字)
うん…書き残しとかなきゃいけないかなって…。
でもここで脱字は無いわ、と思った。



・「おめえに、こんなん出来たってことは狭間の先のおめさがそうなったってことでもあるんだ」
何やったのか気になります。
現代地球では無理…だよね?
グーグル先生に聞こうかとも思ったけど、何だか気が乗らないのでやめときます。



・急かしてくるトルーデ
メタリカがやってることを理解してる上、このワタシ世界に侵入成功している、と。
もっと後でわかることですが、このトルーデは幻影です。
別世界への幻影投影の難易度がわかりませんが劇中ではトルーデしか行っていない技術ですね。



・「姿を見せたと思ったら敗残兵のくせに、ワタシに催促するつもりか?」
トルーデが居るのをメタリカは知っていた、というかどうも何らかの話をした模様。
なぜ「敗残兵」と言われるのか、が問題なんですが、ボクの記憶が確かなら、その内容は結局明かされなかったような。




▽パープルピールとラヴィのひずみ


・「なんとなくだが、ひずみが何を条件として現れるのかわかってきたぞ」
力を持った魔女(狭間との繋がりが強いから?←ドルチェの台詞より「魔女は狭間に片足突っ込んでる」)が状況に大きな影響を与える選択を選ぶように仕向けること、かな?


例えばヴァレンティーヌの場合だと、
本来起きないタイミングでドルチェを起こす
→本編のようにスィガーロを解放したりはしないでおく
→本来ドルチェ自身が赴いていたらジェラートを殺してしまっていたかも知れない所を百騎兵がやる
→ドルチェに会うことでジェラートが心情吐露
ジェラートとスィガーロ生存
みたいな。
ドルチェ起床もだけど、密かにスィガーロ未開放も、本編と違う状況を起こす一因ですね。


ただ、こうなるとやはりベルダひずみとルッキーニィひずみ、リリーひずみが不自然。
あのイベントは、百騎兵が手を加えるまでもなく、ひずみ顕現するほどの影響力があったとか?
つまり、あのイベント当時ミデア世界ではひずみ顕現していた。もしくはその条件は整っていた。
ミデアでひずみや編纂者が発生するとは限りませんしね。もし開いてても誰も広げようとしてませんし。
これならまあ、ワタシ世界で勝手にひずみ顕現したのも、手を出す必要がなかったのも説明できるかな?
ただ、じゃあなぜミデア世界に影響与えてるのか(少なくともリリーは復活してる)は、ちょっと…。


イベントに関わる必要が有るのはひずみ顕現のためとして、編纂者は撃破することで世界に楔を打ち込むことになる。楔はワタシ世界を壊すためのもので、ワタシ世界崩壊はミデア世界への影響伝播のため、と。
うーん…やっぱり顕現のために起こったことを変えた場合はともかく、そうでない場合に現実が変わる理由を見つけられないなぁ。一連の流れに屁理屈を差し込むところすら無い。
ちょっとお手上げです。



・往々にしてアズブロッケン山山頂でひずみ顕現のためにリューベンスを殺そうとするメタリカ
よくあることらしいです。
ただしそれがビスコ復活という目的まで同じかは不明。
というか、ひずみ顕現しようとしてるってことはワタシ世界みたいなものを作ったリカが居たってことで、世界構築のためには百騎兵が必要なんじゃ?
時間軸が違うから、当時百騎兵がそのリカの元に居たとするとしても、ニケが居ない世界でないと――いや、ニケがミデア漂着前に滅ぼした世界の話なら…うーん…でも似たような流れになるっていうことは、もしかしてニケってミデアに似た世界に来るたびにアグニの同一存在に恋して殺されて復活して世界滅ぼして、を繰り返してたりして…って、そんなこと言い出したら何でもありになりすぎですね。
やっぱり多世界観の細かいシステムなり、ニケと百騎兵が居ないけど似た状況が起きてる世界なり、ってのを多少でも説明してもらえないとどうしようもないです。
しかし、アグニを求め続けて世界を渡り続けるニケ、って我ながらロマンチックすぎですね(笑)。



・リューベンス先生の世界観講座

「幾千幾万と並列して存在する数多の可能性の世界…。それらを書き留めるのがワタシの役割。」
「普通、平行世界はそれぞれ独立していてそこにいる人は自分の世界しか見ることができない。」
「だけど、極稀に、他の世界のことを見ることができる者が生まれてくることがあるの。」
「よく似た世界であれば、似たようなことが起こるから、占いや予知に用いる人もいる。」
「あなたたちの世界では、そういう人は星読みって呼ばれているわ。大半は普通の占い師みたいだけどね。たまに本物がいるのよ。」

メモメモ。
リューベンス自身については特に考察の必要は無さそう。
ウルカ以前から居て、現在はパープルピール一族の持ち物で、もう死にたく思ってると。



・「こいつらの人間関係をメチャクチャにしてやったら、ひずみが出ると思ったんだが」
メタリカはこう言うんですが、これだとリリーやルッキーニィのひずみがうまく説明出来ない気がします。
確かに状況は変わるでしょうけど、ざっくりしすぎ(笑)。



・ラビィちゃんの暴挙
鬱憤貯まってて爆発なだけかと思ったら、パープルピールが死んだ直後に「あ、あれ…アタシどうしちゃったんだ。あれ…?」「あれ、おばちゃん…なんで、血だらけ…?」と、どうにも怒りに我を忘れたってだけじゃない感じ。
ボイス的にもそうだし、治癒魔法をかけなきゃいけないでも出来ないと焦ってみたりウサくんに頼ってみたりで、自分が殺してしまったみたいな葛藤すら見せなくてどうにも不自然。
単にカッとなってやっただけ、って感じじゃないんですよねえ。
石化の呪いに対しても「?」「うわっ、なんだこれ!?くっそ…!」と知らなかった模様。
石化後の地の文で「ラビィは、悲しみと恐れのないまぜになった表情を見せると小石になった!」とあって、悲しんでいたのは確かみたいですし。
で、これに関してちょっと見当が付いてるので以下に。



・暴挙後の態度の変化
パープルピールが死の間際に何かをつぶやいてそれはその場にいる誰にも聞こえなかったと地の文で書かれています。
これ、ラビィの契約解除をつぶやいたんだと思うんですよ。
先走りますが、後の淀みで語られるパープルピールの心中での台詞に、ラビィの契約ももう解除してある、みたいなのがあるんですね。
逆に言えば、ラビィはある時点までパープルピールの契約下にあった。
または、つぶやきがラビィへの謝罪だったりしたとしても、その死で契約は解除されたでしょう。


これが解除されてラビィの心情に変化が出たということは、この契約によってラビィの性格が変わっていたんじゃないかと思われるんです。
恐らく攻撃性を増すような精神魔法が掛けられていたんじゃないかなぁと。
そしてそれはウサくんによっても増幅させられていた。
ウサくんがラビィではなくパープルピールのマナニアで、ウサくんを持つことや会話することで攻撃性が増すような仕組みだったのかも。
パープルピール死後にウサくんが喋らなくなったことの説明にもなります。


以上が確かなら、逆説的に元々のラビィの性格は比較的おとなしかったり優しかったりしたと言えそうです。わざわざ攻撃性を上げなければならない程度には。育ての親の瀕死の姿に慌てる程度には。
口の悪さは元々っぽい気もしますが(笑)。
肝心の淀みイベントをうろ覚えなので断定はしませんが、こんな解釈いかがでしょうか。




▽理花の世界
裏花もそうですが、外見年齢も性格もメタリカと大差ないんですよね。
ロリカが出てきたり、逆に年老いたメタリカが出てきたりしない。んー、このへんどうなってるんだろう。
そして尚更、トルーデが特異な感じがするという。


・場所もわきまえず話をする看護師
ふたりとも死ねばいい。
個人的にはトトペペとルッキーニィより嫌いです。
給金貰って仕事としてるにも関わらず、患者の心情を想像できないどころか、聞こえかねない場所で口に出すとか頭湧いてます。



・一生病院から出られない
・宣告された余命はとっくに過ぎている
・親が金持ち
沼から離れられないのと似た状況、余命はメタリカがそれを乗り越えた影響、親は…なんだろう。
この理花が、メタリカのウツシ元じゃないかっていう説が2chスレでは出てました。
積極的には否定しませんが、やっぱり決定的な証拠は無い感じ。


それよりも、余命がリンクしてる可能性に注視すべきかも知れません。
つまりはBADENDルートに行かない限りは、裏花なんかも近々死んでおかしくない。
なのに何故かトルーデはちゃんと歳を重ねてる。NORMALENDルートでもTRUEENDルートでも。
つまりはBADENDルートに入ってからの同一存在が過去に干渉してる…?
平行世界に時間遡行まで持ち出されたら、ボクのキャパ超えますよ!?



   

魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその14

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○第五幕第十二章
記事が変わってるのに章が進んでないのはたぶん初めて。



▽ヴァレンティーヌのひずみ
ドルチェでもジェラートでもスィガーロでもなく『ヴァレンティーヌのひずみ』。
単体ではなく3人まとめてのお話なわけですね。



・華の魔女ドルチェ=デッラ=ヴァレンティーヌ大公爵
碧斑病。ジメジメ好き。魔女会筆頭のネザリアを赤子のようにひねる最強の魔女。
百騎兵を見てると右眼(眼帯をしてる)が疼く。



・褒められたくて大公爵やってたジェラート
大人としてはどうかと思うけど、ちょっと可愛い。
真面目に見ると、恐らくは分身としていきなり大人で生み出されたために、子供時代という期間を通して普通に成長や成熟をしてこなかったのだろうなと。
親やそれに類する大人が居る状況で、ちゃんと子供時代を過ごすというのは大事なことなのでしょう。たぶん。詳しくはないですが。



・「ある世界に与えた影響は何かしらの形で他の世界に影響を与える。」
ウツシででも、ワタシの世界ででも触れられる、今作品の世界観というか世界法則です。
今思ったんですが、ビスコを生き返らせた影響って他世界にどういう影響を与えるんですかね。
他にはニケを殺した影響はなんだったのか、とか。



・編纂者
・「ひずみとはこんな感じで世界が割れそうになっている場所のことだ。」
メタリカの言い様からすると、これを倒すことでひずみに楔を打ち込めるようになるっぽい。
つまりは、この世界の秩序や法則を崩させないように存在するガーディアンでしょう。
守護者とするとピラーの守護者と言葉がかぶるので編纂者、と。
さて、その場合学園世界の後のチュートリアル世界で、あのトカゲが編纂者だと判明していたわけですから、チュートリアルの流れ的に、百騎兵に知性(兜)を与えたことがひずみを広げたことになり、そこから百騎兵を引っ張りだしたということになります。
世界間移動を行わせるためにはひずみを広げる必要があるのか、それとも百騎兵自身があの世界における法則なり秩序なりを担っていたのかはわかりませんが。




▽ベルダのひずみ
ここでカルマ140まで上げておけば、あとは順序良く各ひずみを済ませることで貰えるカルマだけで最後まで行けます。
ヴァレンティーヌでカルマ60貰ってるので残り80。
ベルダイベントのある城下町で6件ほど制圧すればカルマ150になりおしまいです。


□一回目
「空間がすれ違っているからベルダからは百騎兵が見えてない」って、またそんなその場しのぎっぽいこと言われても…。
時間軸がずれて古い情景が見えているようですが、再構築の際に混ざった欠片、とかでしょうか。
一応、この記事の最後で考察してみてますが。


この時点で「灰汁の魔女」と二つ名はすでにあるようです。
あと泣き虫。



□二回目
子供ハインツ登場。
そしてこの時点で夜会に参加しているので実力はそれなりにある模様。
ただしみんなから苛められてるらしい。後輩のラヴィからもきつく言われてるようなので新人いびりではなさそう。
それを知ったハインツが「お姉ちゃんが苛められないようにオレが守ってやる。」だそうで。
子供なのにもうイケメン。
よくよく考えると、この辺の感情が根っこになって、夜会の魔女に敵愾心を抱くことになったのかも知れませんね。
だとすると、元々の目的を見失って権力奪取に腐心してしまったんですね、ハインツは。
教皇に引き取られたのがまずかったのか、王族との婚約がまずかったのか。



□三回目
ベルダがハインツを聖歌隊に入ることを勧め、そこでダムー卿の目に止まって養子になった、と。
…まさかダムー卿による性的虐待があって、それでハインツとジャックが歪んでいったなんてことは…か、考えすぎだよね!
まあダムー卿の思惑は単に子宝に恵まれなかったからぐらいとしておいて、肝心のベルダの方は執着が始まってる模様。
ショタェ…。



□四回目
ひずみ顕現。
この次の日から宮廷付きに。そして同時にハインツがビスコと婚約。
聖歌隊(声変わり前)の頃から、婚約するような年にまでなってる、ってことで前回イベントから時間的には少なくとも数年が経っているはず。
婚約の報を受けて「だって私達の計画はこれからなのに!!!」と言ってます。


この<計画>ですが、婚約相手が第二王女と確認するや「なんで…どういうこと…。」「どうして私じゃないの?相手が王女だから?」「若く美しいから?」と驚き、さらには「許さない。絶対にそんなことさせない」とまで言ってることから、王族との婚姻を要とした<魔女の鉄槌>計画を指すのでは無さそう。
では、<これから始まる筈だった計画>とはどんなものだったかと考えると、私的には3つ。

ハインツの優しい計画説

ハインツとベルダ(とジャック)は連絡をずっと取り合っており、その中で長年話し合ってきた計画だった場合。
宮廷魔女になったタイミングで「これから」と言っており、『ベルダを王宮で出世させ、ハインツは異端審問官(≒教皇庁)の権力増大を図り、夜会含む魔女たちの力を削いでいく』ぐらいの、比較的緩やかなモノだったんだじゃないのかなぁと。
ハインツがベルダとの結婚までを考えていたかどうかはともかく、昔なじみのお姉さんとして見ていたなら、子供の頃の約束通り、ハインツがベルダを守るための優しい想いからの戦いだったのかも知れません。
ベルダとしては婚約報告への反応から、自分がハインツと結婚する気満々に見えますが(苦笑)。
それが王族との婚姻によって、ハインツの目標をもっと大きなものに変更してしまえる状況になったことが、ハインツを変えてしまった、とか。

<魔女の鉄槌>の元となった計画説

ほぼ上記と変わらないけれど、ベルダを守ることが主軸ではなく、すでに魔女排斥が主軸となってる場合でしょうか。
優しい計画では無くなってる訳ですね。
この時点ではまだ王族との婚姻は計画に無く、婚約話が持ち上がったからこそ、王族との婚姻までがプランに組み込まれ、後にメタリカ処刑までが組み込まれた、と。

ベルダひとりよがり説

<私たちの計画>が実際に二人ないしジャックを含めた三人で立てた計画ではなく、ベルダ一人が勝手に立てた「ハインツと結婚するための計画(=私たち二人の未来の計画)」という、うすら寒い笑えないものだったりした場合。
その場合、宮廷魔女になったのも、ダムー卿の息子という貴族側に居るハインツと会いやすいようになるため、でしょうか。
ソースとしては、ベルダの反応から「婚約するかも知れない、そんな話が持ち上がっている」みたいな報告が、ベルダには行ってなかったらしいこと。
寝耳に水、みたいな反応なんですよね。
報告自体も魔法文であり、ハインツ個人からベルダ個人に宛てたものかどうかも怪しいレベル。
もし私的なモノなら「ハインツからだわ!」って喜びそうですし。
王宮関係者全員に送られた伝令とか、魔女会の情報とか、そういう範囲での情報っぽく感じます。
ハインツはベルダのことなんてすでに子供の頃の微笑ましい記憶程度で、ビスコとの婚約を純粋に喜んでたり、すでに野心が芽生えていて、ほくそ笑んでたりするのかも知れません。



婚約報告を受けたベルダの反応的にはひとりよがり説な気もしますけど、そうなると<魔女の鉄槌>計画のプラニングがかなりカツカツだったり、そこへのベルダの参入が遅かったりといった問題も出てくるので、どうにも綺麗な形にならないんですよね。
そうなる原因ははっきりしてて、ハインツの描写不足。
<魔女の鉄槌>やベルダや王国や魔女やダムー卿やビスコヒルダといった諸々に対して、どう考えどう思っていたのかが全く描写されないので、彼の周りの出来事はどうにも輪郭がぼやけてしまっています。
ミトン死亡時に「自分はもうあの頃とは違うんだ」的な述懐があるので、ミトンに手袋あげた時期〜ミトン死亡時のどこかで、権力奪取を決意し行動を始めたとはわかりますけど、その期間がどれぐらいのものかもハッキリしませんしね。
少なくともミトンはメタリカに依頼をしにいくまでに、外道化末期になる程の期間があるわけで、手袋を上げたのがビスコとの婚約より以前なのか以後なのかすらはっきりしません。
ジャックもそうですが、もうちょっと頑張って彼らの描写をして欲しかったものです。




閑話休題
少し先走りますが、ベルダとルッキーニィのひずみだけ、何故か元世界の追体験でしかありません。
他のひずみは、元の世界で起きなかったことを起こすことで、元の世界に影響を与えるというわかり易いモノなのですが。
元世界の追体験だけで、ひずみはともかく元世界で淀みまで起こしたのはどういうことなんだろう、と疑問です。


ただし、ベルダを止められなかったからこそビスコは犬化したままで、ルッキーニィの行動も変えられなかったからこそビスコが死なない世界に出来なかったのかも知れません。
つまりはメタリカは失敗した。過去の追体験だけでは元世界への影響が足りないと気づけなかった。


もしくは、ビスコの運命は変えられないからこそ、再構築したワタシの世界であっても、ベルダとルッキーニィの事象に関しては追体験しか出来なかった、という可能性もあるかも知れませんね。
もしそうだとしたらその場しのぎとか言ってごめんなさい(汗)。
ただまあその場合、『なぜビスコに関してだけそこまで強固に変えられない運命なのか』という問題が浮かび上がってくるんですが。



今回はここで切ります。
次回は聳え立つブロッケントゥルムさんからです。


   

魔女と百騎兵考察・BADENDまでやった上での二周目再読プレイその13

二周目プレイしながら、諸々考察していきます。
基本的にネタバレしかありません。
例えば○○というキャラが出てきた時点で、「こいつはラスボスだからこの時云々かんぬん」みたいなことをしていきます。
なので、まだBADENDを見ていない方は読まない方が賢明です。


内容に関してのツッコミがある場合は是非コメント下さい。
ただ、妄想・思い込みの類は勘弁を。ちゃんとゲーム内ソースから導き構築されたご意見をお願いします。







○第五幕第十二章
BADENDルート開始です。
前回記事はちょっと長すぎましたね。ごめんなさい。


プリマヴェーラ学園
・裏花=トーラス
黙示科黒魔術専攻3期生。
トーラスが幾何学の話で多世界的な説明に2つ穴トーラスのようなモデルを使ってることの示唆なのか、単に牡牛座を指すのかは不明。でも話の流れ的に牡牛座かな?
あと眼鏡。…ん?魔法使える眼鏡のリカか………。


・ネザリア=Q=ネザーランド
宇宙科ネビュラ観測専攻2期生。星徒会長。
こっちは完全にネタというかなんというか…。
ネビュラは星雲ですし、やっぱり星関係の世界ではあるようです。


・「厄災の神の王国が再臨だ!」
厨二設定的なモノかと思ってたけど、これってアマタイア王国を指してますかね?
ミデア世界の情報がこの学園世界に伝説的なモノとして伝達してる…?


・「小さな牝山羊は何でも知っていますから。」
プレアデス星団ってのが日本名で「すばる」。で、すばるの方言が「六連星」。
そしてイタリア名の和訳が「小さな牝山羊」。
でもなんでも知っている、っていうのは関係ない筈(イタリアにすばる絡みの民話とかがあって、それが実際に全知だったりするお話ならボクが知らないだけですが…)なので、これと完成星読みのルッキーニィを絡めてるとすると、ルッキーニィは♀ってことに。
あ、あと「すばる」は牡牛座の一部なので、トーラスの身内、的な読み方も出来なくはない感じ。


・魔理香=ルーラー
黙示科対魔族防衛術教諭。
つまりこの世界には魔族が居てそれと戦っているようです。
となると裏花の黒魔術もそこそこ実践的なものの可能性も。
ルーラーに関しては色々あるけれど、占い用語で各星座を支配する惑星…だとか何とか。牡牛座なら火星が支配星(ルーラー)、とかいうらしいです。


・百騎兵の頭の中身
どうやったのか、記憶だかなんだかを見て、メタリカビスコを発見した模様。
つまりミデア世界の情報に触れた。百騎兵も知った。
…裏花がトルーデ説…論拠が脆弱すぎですね(笑)。
ただ、トルーデも眼鏡だし、メタリカって実はあんまり視力良くないのかも。


・トルーデ
「寄り道を〜」というからには、ミデア世界から百騎兵と同行し、ここから更に別の場所に誘導しようとしてるようです。
トトペペ戦後、逃げたメタリカ達を追った感じでしょうか。


チュートリアルのマップ
「さっき見たのは別世界」学園世界は別世界。
「そこはわたしがお前を見つけた場所」別世界、とは違う言い方。
学園世界ともミデア世界とも違う世界なら「お前を見つけた世界」と書く気がします。
魔女都みたいにミデア世界内だけど現世ではない場所にあったりするのかなぁ?
それとも素直に別世界でいいのか。
つまり現世でも狭間でもない(参考2013-08-12 - おでんといえば大根)上に、別世界でもないと。
…どこだ。
魔女都もそうですけど、ほんとにミデア世界内に含まれるのかハッキリしません。
チュートリアルマップだの現世だの狭間だの異空間だの魔女都だの裏世界だの別世界だの平行世界だの数多世界だのロリカやひずみであった時空がずれてる世界だの、この辺りの定義と分類とそれぞれに対応する法則がきっちり明かされない限り、どうにも説明しきれないことが出てきて仕方ないですね。



▽ワタシの世界
・「ここは非常によく似てはいるが、以前に居た場所とは別の場所。別の世界…狭間の世界ということだ。」
うん、やっぱりよくわからない。
別の世界とは言ってるけど別世界とは違うの?
それとも狭間の世界=別世界で、ひいては学園世界も狭間の世界って呼んで差し支えないってこと??


・ワタシの世界のメタリカ
メタリカと談話後、さっさといった。どこにいったかは不明。
メタリカ曰く腑抜け。
この子がトルーデって説も2chスレで出てたかな?
個人的には否定したい。
詳しくはビスコのひずみのトコでやります。


・「アルレッキーノとマーニィは不在」
・「この世界の沼の魔女に関してはワタシとはだいぶ成り立ちが違うらしいな」
マーニィが居ないってことは、ニケ由来の沼ではない…と言いたいところだけどピラーはあるし…。
アルレッキーノが居ないってのはウルカの手が入ってない可能性を示唆…って、あれ?
この時点ではメタリカは自身の成り立ちをまだ知りませんよね?百騎兵とプレイヤーは知ってるけど。
となるとこの世界のワタシと成り立ちが違うっていうのは、勘違いの可能性もあるのか…。


・「ここは数多の世界の残骸で出来た妄念の世界。いわば仮初の世界だ。だが、ここの事象は現実でもある。」
多世界がお互いに影響を及ぼし合ってる世界観で、それを使って元居た世界の再構築をする訳ですが。
ぶっちゃけやることはタイムマシンを使っての過去改変と大差はないです。
直接過去に遡れちゃうと直接ビスコ助けて終わりなのでそれとは違いますが、ドラえもんが直接のび太をなんとかするのではなく結婚相手を変えるという間接的手法を取ってるのに近い感じ。


・世界の再構築が出来るようになった理由
「わかってはないけど見当は付いている。でも説明はしない。」だそうで。
いや、説明してください…。
ビスコ好きすぎてなんか力出た」っていう理由(で、言うのを恥ずかしがってる)
みたいな説明でもアバウトだけど納得しますから(笑)。


・立派な街灯樹「魔女様は病弱ゆえお眠りになる時間が長いのですがよく夢を見られるようです。最近はうわ言でメタリカとつぶやかれておりました。」
この世界のメタリカメタリカという名では無い模様。というかどこも「リカ」だけですねたぶん。
それは沼があってかなりミデア世界に似たこの世界ででも変わらない、と。


・瑞々しい街灯樹「百騎兵というのは伝説の怪鳥。それは神々しく百の世を駆ける、神にも悪魔にもなりうる何かであり、マナの意思…。」
百騎じゃなくて、百の世界(ここでの百は『非常に多いこと』を指す日本語的な意味)を乗りこなす騎兵、なわけですね。
そこはともかく、マナの意思が何を指すのかが問題。


ニケの意思なのか、それともニケの思考から外れたマナというモノが持つ意思なのか。
そもそも、マナはニケの肉体にあったものではあるけど、ニケ自身がどう生まれたものなのかがわかっていません。
例えば人類はタンパク質でできてるけど、それぞれのタンパク質にその個人の意思を乗せることなんて出来ないですし。
ニケが先かマナが先か、みたいな。
ニケの肉体からマナが生まれたのか(癌細胞みたいに変異した自分の肉体とか)、意思あるマナの中からマナを構成要素とした肉体が生まれてそれがニケという意思を持ったのか。


あぁ、そういえば翠の回廊の呼びかけてくる声。
あれってマナの意思だと考えたほうがしっくり来るかもしれません。


謎は深まるばかりです。
うふふ………投げ出したい……。



・街灯樹たち
会話してるとメタリカから通信。違和感を感じるようです。
黒キ勇者という単語の共通性なども。
…というか振るだけ振ってこの辺り何の説明もなく終わるんですよ、たしか。
この世界のリカに関してもそうですね。
ヒント的なものすら提示されなかった筈です。
病弱、人嫌い、読書家、メタリカのものと似てはいるけど違和感感じる街灯樹、ぐらいしか情報がありません。
「この街灯樹について突っ込んで行くとどうもここのリカがトルーデじゃなかろうか」みたいなのが出てくればいいんですがどうもそういうのも無い。
多世界モノはこういう細かいところの辻褄合わせを網羅して完全に説明し切る、ってことをやらないのであまり好きではないです。


・若い街灯樹が「非常にお体が弱いので、沼をでることは殆どございません」
ここのリカの生命維持には沼が必要だと思われます。
じゃあどこにいったんだ…。



今回は短めに。